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土曜日の万博のJリーグが”はねた”後は、万博の試合終了直前に会場を脱出し、臨時のモノレールに飛び乗り、千里中央から御堂筋線経由で、会場に到着しました。
会場につくと、文太さんの開口0番が始まっていました。

本日のお題は以下の通り。

「開口0番〜文太の前噺」桂文太
看板の一(ピン)林家染左
餅屋問答林家染弥
「四○三号笑呆亭…『ろくろっ首』から」桂文太
(中入り)
浪曲「祐天吉松」菊地まどか(曲師:一風亭初月)
「御神酒徳利(おみきとっくり)」林家染雀
抽選会 進行:文太・染左

文太さんの開口0番のお題は「連勝連敗」。先日のプロ野球のプレーオフやドラゴンズ優勝の話題が織り交ぜられていましたが、「彦八まつり」での以前行われていた相撲大会に話が及ぶと、舞台袖にいた染雀(そめじゃく)さんと染弥さんも登場。大会でのエピソードを話し、会場は大盛り上がり!
噺家同士の相撲大会。相撲はまわし1本で取り組みますから、そりゃ最後は”艶な結末”に(笑)・・・それもあってか、今は、相撲大会から(”艶な結末”になることはない(笑))スポーツチャンバラになったそうです。
因みに賞金は5万円。別のところである噺家が噺されていましたが「生活が苦しい若手の噺家にとっては(5万円は)大きいので、結構マジになる」そうです(笑)

トップバッターは染左さんの「看板の一(ピン)」。
話しっぷりがとても明瞭。情景も浮かびやすかったです。
どの会でもそうですが前座のかたって、不明瞭な人が多くて、聞き取りづらい場合が多いのですが、染左さんはそんなことはなかったです。トリ後の抽選会でも司会の文太さんをテキパキサポート。今まで田辺寄席で聴いた前座さんの中では一番よかったです。

染弥さんは「餅屋問答」。成り行きで寺の和尚に扮した餅屋が、訪れた旅の僧と禅問答を繰り広げます。
染弥さんの高座は初めて。美男だし、女性ファンが多かろう。餅屋と旅僧の問答バトル(笑)でのさまざまな表情を軽快の描写。見事でした。


文太さんの「笑呆亭(しょうほうてい)」は前月から始まった田辺寄席での新シリーズ。噺の中で起こる事件を本物の弁護士さんに裁いてもらい、それを会場の観客が予想するというもの。

弁護士さんに裁いてもらう・・・NHK「生活笑百科」にヒントを得たんでしょうか?

文太さんは、今月も軽妙な語り口。阿呆の描写が見事で、会場の爆笑を誘っていました。・・・首が長かろうが別嬪さんなんやから、我慢せな(笑)

中入り明けると、女流浪曲師の菊地まどかさんが登場。
地元東住吉出身のまどかさん。病院の事務を8年やってから浪曲師になって2年目と仰ってましたが、その実力はそれを感じさせない素晴らしいもの。「祐天吉松」という人情ものでしたが、私も目頭が熱くなってしまいました。
浪曲師は2年目だそうですが、その前に民謡を長らくされていたようで、河内音頭の櫓にも立っているそうです。・・・声がちゃんと出ていたので、幼いころからの舞台に立っていたんだそうなと思いましたが。

トリは染雀さんの「御神酒徳利」。染雀さんは以前「姉様キングス」での女形姿は拝見したことありますが、”男装”での(笑)高座は初めてでした。
この日一番会場を沸かせていました。大いに笑いました。
サゲのほうが8・8文珍Dayでの文珍さんのときと違って、ハッピーエンドになっていました。

今月は林家一門でしたが、染丸さん門下のみなさん若く、一番弟子の染二さんが40歳代なかば位で、今回トリで出た染雀さんも40歳手前だったと思います。しかし今回聴いた御三師とも、とても素晴らしかったです。
一門のみなさん、スジがよく語り口もしっかりしてて、藝達者な師匠の下(おそらく稽古も厳しい)で育っていったのかと。

今後が愉しみ一門。。。いや末恐ろしいわ(笑)


リンク:
田辺寄席
浪曲師、菊地まどか
asahi.com:伝統芸能(3) - マイタウン大阪(菊地まどかさんが紹介されています)


追伸
天満天神繁昌亭ステージ模型-1天満天神繁昌亭ステージ模型-2

田辺寄席の会場ロビーで、「天満天神繁昌亭」のステージ模型が展示されていました。
とても精巧にできていました。

目樽工房さんの作品だそうで、舞台だけでなく、その袖のお囃子場や緞帳も本物そっくりに精巧に作られていました。

開場以来大入りが続いていますが、楽屋には出番のない噺家さんも挨拶に(冷やかしに?)訪れているそうな。いものこを洗うような感じなんでしょうね。
あの狭まそうなお囃子場も立錐の余地なしだったんだろうな、と(笑)

リンク:
天満天神繁昌亭のステージ模型@田辺寄席
天満天神繁昌亭舞台模型完成!@目樽工房