566bbb0d.jpg土曜日は自宅でラグビーを観た後に、ミナミへ出て、千日前ワッハホールでの林家染左さんの落語会に行って来ました。
この日は、トリイホールで快楽亭ブラックさんの落語会が昼夜2回興行があり、どちらに行こうかと迷いましたが、「落語と写真のコラボレーション」の副題に惹かれ、染左さんのほうにしました。

会場にはLindaさんご夫妻や、AKASIさんも来られていましたので、ご挨拶しました。


この日の演目は以下の通り。

狸の賽」桂佐ん吉
「写真DE時うどん」林家染左
落語の仕草(しぐさ)解説 林家染左
対談 川北眞三、林家染左
(中入り)
三十石(さんじっこく)」林家染左

三味線:脇阪新子

さん吉さんが前座を務めた後、一旦幕が降り、舞台を模様替え。再び幕が上がると、舞台には高座が下げられ、替わりに真ん中にスクリーン、袖に講演台が設けられ、染左さんが立ったままで紙芝居形式でスクリーンに映し出される写真を見ながら、古典の「時うどん」を口演されました。

紙芝居形式で映し出される写真は落語を口演する染左さんの連続もんでしたが、その間には、昔の時刻の数えかたを絵でかいたものを映した写真、残り少なくなったうどんを惜しみながらうどんを”実食”している写真(笑)、うどんを食べた後に銭を勘定するときは、昔の貨幣を数えた写真(写真を捲ることに1枚ずつ貨幣を増やした)が入っていました。つまり通常は観客側でイメージさせているものをスクリーンで映しているということなんですが。

写真を時折見ながら噺を進める染左さんはずっと仕草ナシでした。仕草ナシの落語って日頃は見られないもんで、不思議な感じでした。

「時うどん」を口演された後は、写真で落語の様々な仕草を解説されました。
落語に出てくる様々な物は、今では使われなくなって、イメージしずらいものです。そんな物の写真を紹介されました。
火鉢は私は知っていますが、今の都市生活では使われないものからね。それをイメージしろっていわれても。

スクリーンに登場した写真は、染左さんとは高校の先輩にあたるの川北眞三(まさみ)さんが撮られました。川北さんは東京新聞のカメラマンだそうで、撮ってきた秘蔵の写真を見ながら、その写真に纏わる(まつわる)エピソードが紹介されていました。

スポーツ関連の取材の写真もあって、鈴鹿でのF1でシューマッハ兄さんが年間王者を決めたときの写真(具体的にはその一瞬を映している川北カメラマンを別アングルで撮ったもの)が紹介されていました。私はモータースポーツに興味があり、楽しく拝見することができましたが、この日の会場は年配層が多く、F1には興味がない人が大半だったはずなので、客席の反応はよくなかったです。
対談の相手の染左さんもモータースポーツは興味なさげでした。

あと、会場入りする前にしっかり食事をしたために、対談中に不覚にも話を集中して聴くことが辛くなることがありました。もちろんそれは私が悪くて(苦笑)。
そういや以前、東京の新宿厚生年金会館での立川談志さんの会で、談志さん口演中(「文七元結」だったと思う)に”半睡眠学習状態”に陥ったことがありました(苦笑)・・・あのとき談志さん、よう怒って帰らんかったもんや(笑)

中入り後は、古典の「三十石(さんじっこく)」。これは写真ナシの通常の落語の口演でした。
三十石船乗船客の名前には現総理大臣の名が出てきて、急に(三十石船のあった時代から)現代に戻らされた感じでしたが、それ以外は染左さん、話のツボを押さえてて、会場のお客さんを沸かせていたように思いました。木曜日の協会主催の「新進落語家競演会」で新人賞を撮られたそうですが、それに見合うだけの腕をもっておられると思います。