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土曜日は昼は別用事があり、それを済ませ、夜は繁昌亭の夜席へ。
この日の夜席は、材木業界のみなさんへの貸切公演に招待していただきました。出演は米朝一門のみなさんでした。
米朝事務所のサイトに公演依頼のページがありました。その内容をみると、電話一本で出演の噺家から会場までのセッティングをやってくれるようですね。今回の公演もそんな感じで決まったかも?(想像ですが)
(→リンク:公演依頼@米朝事務所

因みにこれからの繁昌亭は昼は定席で夜は協会メンバー主催の落語会公演(貸しホール状態)で運営していくそうです。

この日は、初めて繁昌亭の1階席の最前列に陣取りました。
繁昌亭では専ら2階席の最前列で観ているのですが、この日は繁昌亭が初めてだという知人と一緒に鑑賞しましたので、演者の顔がしっかり拝める席がいいかなと思い最前列にしましたが、高座がその名の通り高すぎるので、演者さんの膝部分が拝めないし、ずっと見上げた状態での鑑賞でしたので、繁昌亭の初めてにこの位置での鑑賞はきつかったかなと思いました。
逆に最前列のかぶりの位置だったので、米八さんの、曲独楽を日本刀の切っ先で留める藝は、迫力満点で愉しめました。

この日の演目は以下の通り。

平林(たいらばやし)桂ちょうば
ふぐ鍋桂米左
曲独楽 桂米八
子は鎹(かすがい)桂ざこば

※中入りナシ。

開演30分前に入り、最前列で陣取り、いろいろ談義(サッカーとかラグビーとか)。
開演直前に主催者のかたからご注意がありました。
客席で飲食はするな(NGKや上野鈴本はOKだが)。携帯電話を鳴らすな。ポケットベルは携帯電話に買えろ(これは冗談です)・・・と落語鑑賞が初めてなかたもおられるでしょうから、何度も注意されていました。
そして「二番太鼓」が鳴らされ、開演。天神祭の船が描かれた緞帳が開きました。
前座さんの出囃子は『石段』と決まってて、それに乗ってちょうばさんが上手より登場されました。
”かぶり”の席だったので、高座の上に掲げられた額の『楽』(米朝さん:筆)がよく見えました。

ちょうばさんは「平林(たいらばやし)」を披露されました。この噺、東京では「平林(ひらばやし)」と云うそうですね。ゆとり教育とかで教育水準下がっている現在ですが、なんぼなんでも「平林」は読めるやろ(笑)と。
楽しい噺で、小学生にもウケる噺やと思います。

ちょうばさんが15〜20分くらいで演じ終えると、米左さんと交替。
米左さん登場され、いろいろマクラをしゃべっているのを拝みましたが、かぶりの席だったので、演者さんの目の動きや顔色で、演者さんが客席の状況・反応ぶりを見て、何の噺を喋ろうとしているのかが読み取れました(微笑)
米左さんは「ふぐ鍋」でした。てっちりうまそうやった・・・。空腹時に聴くと堪える噺です(苦笑)
この噺はサゲ(オチ)も好きです。身分の低い人間に一杯食わせようと思ったら、逆に食わされてしまったということでね。痛快な場面でもあります。

3番手は米八さんの曲独楽(きょくごま)。
独楽回しのレベルが上がっていくにつれ、観客の反応も上がっていったと思います。
かぶりの席だったので、米朝一門の噺家に見立てた小さな独楽を個別で回すときは見づらく、残念でしたが、大きな独楽を日本刀の切っ先に留める藝には大きな拍手が上がっておりました。これぞ至芸。

トリはざこばさん。
マクラは例の通り、ざこば夫人との”実録ドキュメント(笑)”から、いつの間にか「子は鎹(かすがい)」の本編へ。
かぶりの席だったということもあってか、思い切り感情移入。かなり目頭が熱くなりました。隣の女性は感涙していたなあ。
去年の9月の松竹座がネタおろし(初演)だったとは思えない。ざこばさんの十八番といってもいいでしょうね。

「子は鎹」はざこばさんが最近よく演じる噺ですが、この日は材木関連の業界のみなさんの貸切公演だったので、大工さんが出てくるこの噺を選ばれたのでしょう。
だからか、噺の中で「堀江の材木屋へ・・・」と云う場面があるのですが、そこで変にウケていました(笑)

開演から2時間くらいで終演でした。