第66回出没!ラクゴリラ20日火曜日の夜は、ワッハ上方レッスンルームでの「出没!ラクゴリラ」に行ってきました。

この回は、平成3年入門のつく枝、花丸、こごろう、生喬の4人の噺家さんが開いてる勉強会のような会。隔月開催で66回ということは11年続いているということですね。

この日の演目は以下の通り。

動物園』笑福亭呂竹
手水(ちょうず)廻し』笑福亭生喬
へっつい幽霊』桂こごろう
(中入り)
鷺捕り』林家花丸
悋気(りんき)の独楽』桂つく枝

この日の前座は呂竹さん。
今週はつく枝さんとともに繁昌亭の昼席に出ていて、その終演後、ラクゴリラの会場であるワッハ上方まで来る途中で、つく枝さんに「メシ食いにいかへんか?」と誘われ、天神橋筋商店街の洋食屋さんでカレーを食べた話をされました。
カレーには発汗作用があるそうで、それを気にしていた呂竹さんでありましたが・・・噺の途中から呂竹さんの額に汗らしきモノが見えたような(微笑)
まるで虎のかぶりものを、実際は被っていないのに被ったかのようでした(笑)

『動物園』は主人公が移動動物園でのアルバイトで虎のかぶり物をして、虎になりすます噺。天満天神繁昌亭の通常公演では前座噺として一、二を争うほど高座によくかかるそうです。(落語が初めてなお客さんに)ウケやすいからだそうです。

呂竹さんに替わって生喬さん登場。
マクラでは山形で合宿免許を取った話を。地方で合宿免許をとった人って、仮免許までは道が空いている地方の道を走って、いざ免許をとってみても、大阪の道になかなか慣れない人が多いんじゃないでしょうか?
とくに平日の運転が慣れた営業車ばかりでイケイケの大阪市内は大変だと思いますね。阪神高速の進入もビビるでしょうね。

で、生喬さんは免許はとったものの、ペーパードライバーだそうです。
生喬さんの本編は『手水廻し』。なかなかでした。
野太い声で男が長い頭を回すとき、生喬さんちょっと流し目でした(笑)

生喬さんに替わって、こごろうさん。
呂竹さんに「『動物園』のオーソリティ」と紹介されたこごろうさんが、自らが初めて米朝さんの前で『動物園』を演じたときのことを思い出したそうです。そのときは米朝さんに厳しく指摘されたそうですが、呂竹さんの『動物園』を見て、そのときの米朝さんの気持ちが判ったそうです。
こごろうさん、『動物園』での虎の歩く仕草を演りたそうでしたが、堪えてはりました(微笑)
私はこごろうさんの『動物園』は聴いたことないのですが、いっぺん聴いてみたいものです。

こごろうさんの本編は『へっつい幽霊』。
「へっつい」とは竈(かまど)ことだそうです。「へっつい」自体、死語だし、「かまど」も日常生活で使っているお家は、どこにもないでしょうから、イメージが沸きづらいです。
#私の親は農村出身なので「かまど」を使っていたそうですが。

こごろうさんのおどおどした幽霊キャラが気に入りました。痩せ身のこごろうさんだから、似合っていたのかも?

中入り明けでは花丸さん。
「中入り後はラクゴリラ純情編で…」と入られた花丸さんは、マクラでは大学時代のエピソードを話されました。因みに出身大学は、中入り前の生喬さんとこごろうさんが大阪芸大、中入り後の花丸さんとつく枝さんは桃山学院大だそうです。
本編では『鷺捕り』を。花丸さんいろいろアレンジされて挑戦されましたが、正直今回はイマイチでした(苦笑)。
今後練られて、スケールアップするのを期待。

『鷺捕り』は噺の最後で、現在福島区の堂島川に架かる「玉江橋」から、四天王寺の五重塔のてっぺんにいる男が見えるというシーンがあるのですが、当時は高い建物がなかったから、考えられるんでしょうが、今なら考えられませんね(笑)

トリはつく枝さん。
マクラでは生喬さんにお弟子さんがついた噺をされました。”真打ちクラス”になったラクゴリラのみなさんなので、お弟子さんがつくのは当然ですね。
来月につく枝さんの師匠である五代目桂文枝さんの三回忌追善興行が繁昌亭であり、その宣伝も兼ねて、師匠とのエピソードから、師匠文枝さんの十八番であった『悋気の独楽』の本編へ。
つく枝さんのご寮はんの仕草に色気があり、丁稚の定吉もよかったんですが、つく枝さんのご寮さんの声質が高くて、ご寮はんの台詞を聴くのがちょっとしんどかった(苦笑)


次は二ヶ月後の四月。
平日夜は仕事が忙しくなるとなかなかいけないのですが、時間を空けて行きたい会でした。


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