20070324島之内寄席三月席24日土曜日の夜は、千日前のワッハ上方での島之内寄席に行ってきました。

土曜日だし、結構入りがいいかな?と思いましたが、そうでもなかったです(苦笑)
300人ぐらいのキャパにざっと100人くらい?とは。存続が危ぶまれますね。

所謂”いちげんさん”が多い定席・天満天神繁昌亭との差別化を図っていってもと思います。



つる』林家市楼
大安売り』笑福亭風喬
堪忍袋』桂つく枝
『素人浄瑠璃』笑福亭松枝
(中入り)
『ルンルン大奥絵巻』桂あやめ
桜の宮』桂都丸

三味線:内海英華

トップバッターは市楼(いちろー)さん。早く”打順”が下がるといいですね。
開口一番の役目は観客の携帯電話を鳴らせないこと。マクラで携帯電話を切ってくれと注意を呼び掛けるのですが、それだけでは藝がないので、みなさんいろいろエピソードをつけています。それにしても自己チューなかた多いですね。

2番手の風喬さんの噺は初めて聴きました。昨年NHKの新人向けの大きな賞をとったそうな。東西の新進気鋭を退けての受賞。今後が期待されますね。
ただ、この日のマクラは細かいギャグが多く、ちょいとついていけませんでした。
噺は『大安売り』。春場所(会場の大阪府立体育会館は直ぐ近く)なこの時期ならではの噺ですね。

三番手のつく枝さんは昼間、羽曳野での市民寄席とのかけもちだったようです。
マクラでは、三回忌を迎えた師匠・文枝さんとのエピソードを。信じられない話ですが、入門時はつく枝さんは痩せていたそうです。師匠は何でも食べさせてくれたようです。何でもおいしそうに食べるお弟子さんでしょうから、師匠も嬉しかったのでしょう。
で体型も段々と・・・。
本編は『堪忍袋』。夫人とのエピソードを織り交ぜ、場内の笑いを誘っていました。

松枝さんの『素人浄瑠璃』は古典の『寝床』と同じ噺でしたが、噺を途中で打ち切られました。『寝床』だとサゲ(オチ)が判ってしまうので、こちらの題のほうがいいかも?
松枝さんは語り口と風貌が漫才の中田カウスさんにどことなく似てなくもないですね(微笑)

中入り明けは、あやめさん。
創作の『ルンルン大奥絵巻』を披露。
昭和40年代に関西テレビが制作したドラマ『大奥』が大好きだったそうで、あのドロドロとした愛憎劇がたまらんのらしい(微笑)
噺は、京出身の綾小路が連れてきた清楚な美女お美乃に対し、河内(ずばり河内出身)が連れてきたのは、暴走馬賊上がりのお竜。果たして、上様を虜にするのはどちら?というもの。
ドラマと言うより劇画タッチな噺でした。河内方が口にする河内弁は時代考証関係なしの河内弁でありましたが(笑)。ストーリーはよくできていたと思います。
クライマックスシーンで上様の喘ぎ声が下座(お囃子場)から聞こえたのですが、その声は姉様キングスであやめさん相方の林家染雀さんの声に似ていました。おそらく染雀さんご本人でしょう(笑)

トリは桂都丸さん。
マクラなしで『桜の宮』へ。これもこの時季ならではの噺。
でもこの噺は上方落語版でしか聴いたことないのですが、題は『桜の宮』より江戸落語の『花見の仇討』のほうが思い浮かぶのです。最初に呼んだ落語の本で紹介されていたのが江戸版の『花見の仇討』だったからと思いますが。

因みに、この日の昼間にNHKの大相撲中継を観ていたら、向正面に都丸さんらしき人物が。都丸さんはとても他人に間違えられづらい風貌されてますし、それに松枝さんのサイトに島之内寄席当日の舞台袖の写真が載っていたんですが、その写真の都丸さんは大相撲のときと同じ赤い服でしたので、間違いなくご本人だと思います(微笑)


リンク:
笑福亭松枝ホームページ
都丸倶楽部
上方落語協会茶道部
桂つく枝の満腹日記