20070616田辺寄席-116日の夜は田辺寄席の夜席に行ってきました。


この日の演目は以下の通り。

『開口0番:文太の前噺』桂文太
米揚げ笊(こめあげいかき)』笑福亭呂竹
『按七(あんしち)』林家染雀(そめじゃく)
猫の災難』桂文太
(中入り)
ちりとてちん』月亭八光(はちみつ)
辻占(つじうら)茶屋』林家染雀
・抽選会 文太・呂竹


文太さんの前噺は『猫と災難』に因み、「ねことねずみ」。ねことねずみに因んだ小噺が披露されました。
トップバッターは呂竹さん。スポットライトの光熱で額に汗しながら、『米揚げ笊(いかき)』をテンポよく演じられました。私は「下がる」より「上がる」噺を聴くのがすきですね。
呂竹さんのあだ名は「ムキ卵」なようですが、まるで「ムキ卵」な顔に水滴がいっぱいついている感じでした(笑)

二番手染雀さんの一席目は『按七(あんしち)』。珍品の部類に入る噺だそうで、題名も噺の中身を聴くのは初めてでした。
無筆(字の読み書きができない人)である主人公の按摩の七兵衛が、小金をもち、偉そうにしているのを嫌った昔からの友達が、七兵衛を懲らしめてやろうと、七兵衛が『七』という字が書けるか書けないか、七兵衛と賭けをすることに。相手が掛け金を集めている間に、七兵衛が近くの知り合いの奥さんに『七』の書き方を教えてもらうのですが、いざ書いて『十』まで書けたが、最後に曲げる向きを間違えて噺が落ちます。
七兵衛さんの狡いとこなど、染雀さん好演されていました。

中トリ文太さんは『猫の災難』。文太さんの主人公の「酔っていく様」。好演でした。
工夫次第でいくらでもおもろい噺にできるんやないかと。でも空腹時には堪える噺ですねぇ(笑)
鯛と酒が巧そうやった(笑)
鯛持ち逃げの”犯人”にされてしまった、猫はとんだ濡れ衣ですね。

20070616田辺寄席-2中入りは15分。
梅雨の間の晴れ間ならぬ星空の下、お茶菓子が振る舞われました。
ごちそうさまでした。


中入り明けは、八光(はちみつ)さん登場。関西の人なら、知らない人はいないでしょうけど、月亭八方さんのご子息です。顔はよく焼けていました。落語会は屋外ですることはないので、外回りの仕事(グルメレポーターとか)とか、ゴルフのし過ぎでしょう(笑)
マクラでは「今はひそかに落語がブームなんです」てな話をしていましたけど、そんなん今更いわれても...な印象。ブームなんて関係ないとマイペース貫いてほしいくらいです。
噺は八方さんより南光さんぽい。登場人物が驚く様がとても南光さんぽいなと思ったら、八光さん曰く「南光師匠の教えてもらった通りに演じる」とのこと。確かにそれはわかった。
でもこれからは八光さんの色も出してもらいたいです。

トリは染雀さんの『辻占茶屋』。
マクラでは飛田へ遊びにいった先輩噺家(おそらく某兄弟子?(笑))の詳細な飛田レポートを。現在は料理店な飛田は、そういう仕組みになっているのか、と。ええ情報ありがとうございました(笑)
本編では、お囃子との三味線との呼吸も絶妙。
林家のみなさんは”ハメもの”がお上手なのはわかっていたけど。さすがは姉キンな染雀さんであります。

抽選会は時間がおしたので、短め。
笑呆亭の正解も弁護士さんの回答そのままでした。その回答からいろいろ遊ぶのが、楽しみでもあるんですが(笑)

土曜日の夜席はお客さんが少ないといわれてますが、この日は多かったです。いつもの昼席並みでした。
これからは猛暑の下、昼席にいくよりは、夜席のほうが多いかもしれません。


リンク:田辺寄席