20070707快楽亭ブラック毒演会7日土曜日の午後は千日前トリイホールでの快楽亭ブラックさんの独演会にいってきました。
ざっと50人くらいの入り。客はすべて男性でした。客席に色気なかったです(笑)



この日の演目は以下の通り。

『韓国版・宮戸川』
次の御用日
(中入り)
『文違い』
『野ざらし』

演者はいずれも快楽亭ブラックさん。

一席目は『宮戸川』。半七とお花が、焼肉店の息子の「ハン・シチ」とパチンコ店の娘である「オウ・ハナ」の設定なので「韓国版」・・・アレンジされていたのは、これくらい。
ブラックさんならではのワイルドな展開になることを期待していましたが、そうはならず残念。

二席目は上方落語の古典『次の御用日』を大阪で初口演。
以前、頂戴したブラックさんの落語CDに『次の御用日』が入ってて、ブラックさんが解説の中で「仁鶴師の『次の御用日』が面白くて、落語家になろうと思った」旨のコメントされていたのを思い出しました。
で、噺は・・・やはり関東訛りは気になりましたが、これは仕方がない。
この噺ならではの「あっ!」と叫ぶシーンではでは絶叫されていました(笑)

中入り挟んで、再登場のときには、いつものように星条旗のお着物で登場。
三席目は『文違い』。
マクラでは、噺にでてくる吉原や江戸四宿(新宿・品川・千住・板橋)の解説をされました。私は大阪の人間なので、江戸の地理が理解できてないのでありがたい解説です。
ブラックさん、くすぐりの少ない古典をきっちり好演されていたんですが、聴いてて心地よくなったこともあってか、私は睡魔に襲われ、瞼を閉じないでいるのに必死でした(苦笑)

最後は『野ざらし』。上方落語では『骨つり』ですね。
主人公の八五郎が骨釣りにいって、大暴れするシーンでは、懐メロしりとり歌合戦が入りました。小林旭や石原裕次郎。そして日活ロマンポルノの話まで出て、邦画ファンのブラックさんならではの展開に。

以上四席。2時間くらい。
選挙前だし、ネットや放送でいえないことなどいろいろ期待しましたが、今回はマクラでちょっと触れるくらい。古典が巧く、さすが真打ちとは思いましたが、そのへんが少なかったのは残念でした。

最後にブラックさんから、次回公演の案内が。
次回、10月6日(土)のトリイホールでの公演は、真打ち昇進・二代目ブラック襲名の15周年の記念公演を行うとか。いつもと同じ3000円で、一日に15席口演するのらしい。
朝から晩までか?(笑)

楽しみにしておこうと思います。


リンク:
快楽亭ブラックの出直しブログ
トリイホール


おまけ
トリイホールの鳥居トリイホールのある上方ビルの入り口に、祠(ほこら)が設けられていました。
会場で頂戴したトリイホールに載っていた桂小米朝さんの話によると・・・。

「ある日、私は(トリイホールのオーナーである)鳥居さんに「中座や浪花座が消えて、ミナミが沈滞して行ったら、上方文化そのものが消えてしまうで。考えたら、ミナミに芸能の神さんがないのはなんでやろ」と、いつになく熱弁しました。それを聞いた鳥居さんは、難波八阪神社の宮司や法善寺前本通り商店会の方々とともに、弁天さんを祀(まつ)ることを決意され、上方ビルの入口付近に祠(ほこら)を建て、奈良県の天河神社(天河大弁才天社)から分け御霊を奉納されたのです。」

(以上、トリイホールのパンフレットより。)

・・・なのだそうで、これで名実ともにトリイホールになりましたね。
ミナミの新しい名所となるように。