みのさんから、14日の大銀座落語祭のレポートを頂戴しました。

銀座山野楽器本店での東京の若手の勉強会に行かれたようです。

以下レポートです。
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14日の大銀座落語会は入場無料の「山野楽器イベントスペースJamSpot」、1530と1640の会へ。
場所がチト趣きが…高級楽器店7F、こりゃァいつもはクラシック音楽のサロンコンサートやってるみたいな場所か?綺麗で「おすまし」な雰囲気に緊張。

1530の回はただ3人、落語芸術協会から参加の3人。トップのごひいき三笑亭可龍君に言わせると「落語界のパ・リーグ芸術協会」(笑)。
…で可龍君、今イチかたかった。得意の「宗論」、あほ息子がもう少しブッ飛ぶと良かったんですが。ただ誠実に軽妙で好感持てるのはいつも通り。頑張れ。

可龍君以外のお2人は真打昇進決定しているとか。
二人目は古今亭錦之輔さん。最初「余りウケない」系のマクラが妙に長く(苦笑)一体どうやって本論はいるのかと心配に(汗)
しかし新作だと思いますが、講談調の軍記ものは面白かった。筋肉質の頑丈そうな身体付きの方で、武張ったネタはぴったり。
ただ軍記ものといっても…「兵糧責めにあった城が実はお菓子のお城」、床がカステラ柱がスニッカーズ、槍は小枝チョコでよろいかぶとは飴細工、城外にはビックリマンシールって、アァタ一体どんな軍記ものなのョわはは。好きだ(笑)

三人目は三遊亭遊馬さん。大正統派に「井戸の茶碗」、真面目で気骨あるお侍さん二人の意地の張り合いに、中に入った正直者のクズ屋さんが往生する名作をじっくり。うまい〜。
自分、お侍さんの出てくるお噺が好きなんですが、中でも登場人物二人とも清廉潔白なお侍さんっていうこのお噺は、お侍さんの威厳あるカタブツぶりが難しいと思います。高潔で理想的なお侍さんだからこそ起こる騒動を遊馬さん、うまく演じました。
…しかし途中でどっかのTV局カメラが乱入、立ち見の自分の前をウロウロ…ったくタダだから文句言えないけど…。

1640の回は座れて、最初は月の家鏡太さん…実に妙な味わいの方で、アキバが似合いそうな眼鏡のとっちゃん坊や風情(汗)な「代書屋」は、余り客席の笑いを誘わない。代書屋のつまらなそうな台詞にかなり静か(汗その2)…にもかかわらず変に聞き入ってしまう…自分キライじゃないです、この神経戦的な時間。どうも他のお噺を聞きたくなる方でした…、

二人目の橘家圓十郎さんは非常に大変に誠にふくよかな方で、全面的に体格の良すぎる方で(汗その3)、モノ食べるお噺がさも巧そうなと思ったら…「ちりとてちん」でした(笑)。うっぷ。

この日最後ともなる三人目は橘家蔵之助さん。前の圓十郎さんと対照的に、きゃしゃで小柄でか細い体格の方で…羨ましい…(嫉妬)
マクラばたばたとお客さんをつかんだ後、自分は初めて聞く「佃島」。暴れる波に翻弄される小舟の様子がみもの聞きもの。

入場無料でも充分楽しめる内容。ただ台風来てても満員の入り、立ち見覚悟の根性が必要ですね。
あと…礼節正しい江戸のお侍さんの美風に酔っていた最中、ズカズカ巨大カメラ抱えて失礼しますの一言も無く前さえぎるマスコミ関係者にはぷんぷん。くぬ〜タダじゃ文句言えないけど…

追伸
…今考えると若い可龍君のあほ息子が、昨日今イチ「へらへら飛びそこねた」感のあったのは、おかたくておすましの山野楽器ミニサロンコンサート用空間の磁場だったかも?でもンな雰囲気に負けちゃアカンので、経験値上げてもらいましょうと(*^^*)。
で本日(15日)はやはり欠席しました。雨はやんだのですが風が時折やたらな感じ。多分大丈夫だとは思いますが大事をとりましたです。中央線止まっても地下鉄で帰れるとは思いますが…
みの拝

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以上レポートでした。

みのさんのレポートですけど、東京の若手を見守ろうとする心がとてもよくわかるのですが。
月の家鏡太さんの噺はたぶん・・・・つらかったんやろうな(苦笑)

あと『ちりとてちん』は東京でもこの題を使うのですね。東京は『酢豆腐』だったと思いましたが、『ちりとてちん』も使うのですね。
確か春風亭昇太さんが大阪での会で『ちりとてちん』を口演されたことがありましたが、あれは大阪の会だから『ちりとてちん』かと思っていました。



リンク:
銀座イベントガイド〜大銀座落語祭2007
山野楽器:銀座本店のイベントのご案内