第69回出没!ラクゴリラ10日金曜日の夜は、千日前・ワッハ上方レッスンルームでの「出没!ラクゴリラ」に行ってきました。


この日の演目は以下の通り。

道具屋』桂ひろば
青菜』桂こごろう
高津(こうづ)の富』笑福亭生喬
(中入り)
うんつく屋』林家花丸
口入屋』桂つく枝

三味線:花登益子
舞台番:桂ひろば

開口一番は、ざこば門下のひろばさん。
後ろで登場する先輩のみなさんや、お囃子さんまで持ち上げた後(笑)、噺へ。20分ほどで終えられ、こごろうさんにバトンタッチでした。

2番手はこごろうさん。
マクラでは「言葉の使いかたが間違っている」というひろばさんのこれまでのエピソードを披露。「料理」は「奮う」でなく「振る舞う」。「腕を”奮って”料理を”振る舞う”」だろと。ほかにも彼の言葉の間違いがつきないようです。。。。
本編は『青菜』。先日の「べにこご」ではさらりと演じられていましたが、今回は所々にギャグが散りばめられていました。
演じながら「いくらでもギャグを詰めて、噺を自在に伸ばすことできまっせ」と言いたげでした(笑)
因みに、私はあす12日の米朝一門会@ヒルトン大阪の夜の部へ行くのですが、そこでもこごろうさんの『青菜』が聴けるようです。個人的には別の噺が聴きたかったが(苦笑)。さて、どないに演じられるのやろうか?

3番手は生喬さん。
高座に上がってすぐ、舞台番のひろばさんがセッティングした見台と膝隠しを位置を調整した後「同じ大きい体だが、私は細かいほうなので」。・・・確かに細かいことですが、そこをキチッとやるかやらないかで、藝に対する取り組みかたを先輩や観客に見られてしまうのか?と。
マクラでは弟子の生寿さんが食べ物に中って(あたって)体調を崩し、豊中での九雀の会にちゃんと出られるか心配になった噺。
(→某ブログによると、九雀さんの会に行かれた方のコメントが出てて、無事『つる』を演じきられたようです。)
本編は『高津(こうづ)の富』。安定した語り口。自称・鳥取の豪商の主人のイメージがニンに合っていました。

中入り明けは、花丸さん。
高座に上がられるとき、高座への階段を壊してしまって、そのときに足を痛めた様子。それを堪えながらの口演でした。
旅噺の『東の旅』シリーズのひとつである『うんつく酒』は初めて聴きました。花丸さんが云うには、林家で『東の旅』を演ることになって、師匠の染丸さんから「おまえは『うんつく酒』をやれ」と。
誰も演じる機会が少ない珍しい噺なので、それは何故かと師匠に聴けば「だって噺がおもしろくないんだもん(笑)」。
実際に聴いてみれば、確かに笑いは少ない噺でありましたが、造り酒屋の主人がすごむ場面とか、すごまれたときに咄嗟の判断で嘘話を作り上げて話すシーンなど、聴き所はありました。
あと花丸さんはマクラでは、松江での落語会の仕事に行ったときのエピソードを。花丸さんて、容姿と違い、うっかりキャラだったとはね(微笑)

トリはつく枝さん。
『口入屋』を披露。
噺の中で現在では使わない言葉が沢山出てくるので、説明に時間を割かれていました。
実際に噺を聴いてみると、粗い印象。ネタおろしに近い状態なのか?と。
つく枝さん自体もよく分かっていたようで、口演された後、観客に謝っておられました。
今後に期待したいと思います。

終演は午後9時を回りました。

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