16a37b70.jpg11日火曜日の夜は千日前ワッハ上方の小演芸場「上方亭」での桂米二さんの会に行ってきました。

会場には開演ぎりぎりに到着。受付には米二さんご自身が女性(おそらく米朝事務所のスタッフ?)とともにおられました。

ちなみに米二さんの会へ行くと、すでに開催が済んだ会のチラシの裏紙に今後開催する会の情報を刷られているのを頂戴します。裏紙が使われているのって、米二さんの会以外はみかけません。”始末”が徹底されています。だいたい、もったいないもんね。使えばええねん。



この日の演目は以下の通り。

桃太郎』桂吉の丞
遊山船』桂米二
たいこ腹』桂出丸
代書』桂米二

三味線:大川貴子
舞台番:桂吉の丞

※中入りナシ。




吉の丞さんは、マクラでは先輩噺家の仕事の手伝いにいったそうだが、落語の仕事じゃなかった。・・・そんな話を。いろんな仕事があるんですね・・・・。
『桃太郎』はませた理屈っぽい子供による昔話の珍解釈なんですが、妙に筋が通ってて、毎回聴いてて「ほう」と頷かされてしまいます(苦笑)

出丸さんは『たいこ腹』。以前、笑福亭達瓶さんや林家花丸さんの口演で聴いたことがあります。それに比べて、幇間(タイコ持ち)の威勢がよかったです。出丸さんらしかった(笑)
マクラでは今夏の高校野球のことに触れられていました。佐賀北高校の勝ちかたは強烈だったな、と。宇治山田商戦もそうだし、準々決勝の帝京戦に決勝戦の広陵戦までも。広陵戦の決勝ホームランの前の押し出し四球の判定は審判もその場の空気に呑み込まれてましたな。

米二さんは2席。
1席目は『遊山船』。米二さんの”脱力系”(と某ブログで云われていた)のとぼけた味が出てて、愉しめました。
この噺の中には旨い食べ物がいっぱい出てきます。この噺を聞く前には腹ごしらえが必要だと思いました。
「空腹時に聴くには堪えまっせ(苦笑)」

この噺の中でウナギの頭のことも出てきます。昔、大阪ではウナギの頭を「半助(はんすけ)」といって庵引きかの頭をまとめて売っていたそうです。(両親が田舎出身の)私は知らなかったです。サッカー系のある知人に聴けば、幼いときに食べていたそうです。半助と焼き豆腐と一緒に煮込むのだそうです。いい出汁がでるそうです。

もう一席は『代書』。その昔京都市民寄席で『代書屋』で演じたところ、行政書士、司法書士の団体から「今は『代書屋』とは云わない」とクレームが付いて以来『代書』で演じられることになったらしい。細かいことにクレーム付ける輩もいるものだな、と。
この話は、人間国宝米朝さんの師匠である四代目桂米團治の作。米團治さんは落語家のほか、副業で代書人(今の行政書士、司法書士にあたる)を営んだときの経験に基づいて創られたという。
きょう聴いた米二さんの噺は後半の「渡航証明とかうんたらかんたら」の部分は聴いたことがなかったです。調べたら師匠米朝さんの”型”だそうで。鳥取弁落語バージョンの小米さん(私が初めて聴いた『代書』はこの人のだった。非常におもしろかった印象が残っています)のも、三代目春團治さんにもなかったなあ。

『代書』の後は、スポンサーの果物屋さん(北区同心町の丸留さん)が提供している果物のおみやげの抽選会。
大阪での米二さんの会は、毎回この抽選があります。
私は今回で3回目ですが、今回もはずれ。

別に果物が欲しいから米二さんの会に行っている訳ではないが、目の前で抽選が行われると、やはり「当たってくれ」と思う気持ちが高くなるもんで(笑)


リンク:
米二ドットコム
まいど出丸です!
果物専門店 丸留