第183回桂米朝一門による尼崎落語勉強会26日金曜日の夜は、尼崎市総合文化センターでの「桂米朝一門による尼崎落語勉強会」に行ってきました。
会場は阪神尼崎駅近く、駅北側の国道2号線沿いにあります。「アルカイックホール」と同じビルにあります。

米朝一門には、京都は東山・安井金比羅宮での「桂米朝落語研究会」と、この尼崎の会の2つの若手勉強会があり、それぞれ隔月の開催。金比羅さんの会は40年以上、尼崎の会は前回8月の会で30年を迎えたそうです。

金比羅さんの会では、出演者全員が事前に”ネタ出し”(演目を公表するという意味)されていますが、尼崎の会では、トリのみがネタ出しされているそうです。トリは若手が務め、その前に中堅・ベテランが登場して、トリに対してしっかりプレッシャーをかける役割をもたせ、同時に出番の早い出演者が噺を選ぶので、後ろにいくほど、ネタを豊富にもってないと駄目なので、中堅・ベテランにもプレッシャーがかかる作用があるようです。


この日の演目は以下の通り(トリのみ事前にネタ出し)

桃太郎』桂そうば
黄金の大黒(きんのだいこく)』桂雀五郎
稲荷俥(いなりぐるま)』桂吉の丞
幇間腹』桂雀松
おごろもち盗人』桂佐ん吉
子ほめ』桂雀々
辻占茶屋(つじうらぢゃや)』桂よね吉

※中入りナシ。

この日の目当てはトリのよね吉さんの『辻占茶屋』でした。今週の朝ドラ『ちりとてちん』でヒロインの兄弟子のライバルの若手落語家役で出演したよね吉さんが、この『辻占茶屋』のさわりを口演してました。
このネタを選んだのはドラマの放送に合わせたのでしょう(笑)。
よね吉さんの前に登場した、雀松さん、雀々さんががんがん爆笑をとって、彼に大きなプレッシャーを与えていました。とくに雀々さんの『子ほめ』は、いつもは若手が演じる”師匠に教えてもらった通り”のしか聴いたことがなかったので、こんなにおもしろさが格段に違いました(笑)
そしてよね吉さん、前の先輩のからの苛めのようなプレッシャー(笑)に負けず、きっちり演じられていましたが、クライマックスの場面で「源さん」を「清さん(せいさん)」と言い間違えてしまいはりました。
会場にはどっと笑いが!
高座の本人は「しまった!」という表情を見せていましたが、その後は最後まできっちり演じきられました。

2時間半、中入りナシでしたが、たっぷり楽しみました。


リンク:尼崎市総合文化センター