ae41555a.jpg17日午後は、田辺寄席の土曜昼席へ行ってきました。
それまで雑事があったのですが、ついたのが開演時間過ぎてから。三幸さんがマクラを振っているときでした。文太さんの前噺が聞けなかったのは痛恨。
次回からは必ず前噺の文太さんが登場するまでに着けるようにします。


この日の演目は以下の通り。

「開口0番〜文太の前噺」桂文太
『How To プレイボーイ』(桂三枝・作)桂三幸
『生中継・源平』(桂三枝・作)桂三扇
不動坊』桂文太
(中入り)
代脈』桂珍念
花筏』桂楽珍
抽選会 文太・三幸

三味線:桃音会
お茶子:上垣麻衣子

この回は文枝一門会でしたが、文太さんより前は三枝門下の三扇さん、三幸さん。中入り後は文珍門下の楽珍さん、珍念さんでした。
トップバッターは三幸さん。
発声もよく、噺っぷりから機転が利きそうなタイプ。
師匠から直伝されたであろう噺に、旬なネタをアドリブで織り交ぜて進められました。
現代調な創作落語だから旬なネタを入れやすくはあるんでしょうが。

二番手は三扇さん。京都は福知山在住という女流の噺家さん。
いっぺんテレビの「平成紅梅亭」@読売テレビで大喜利に出られているのは拝見したのですが、高座を聴くのははじめてでした。
いわゆる”大阪のおばちゃん”とは違って、師匠の三枝さん曰く「ほのぼのとした語り口」のかたでした。
噺は題の通り、源平の戦いをスポーツ番組のように中継したらどうなるかというもの。
屋島の戦いで的を射る那須与一を”ダルビッシュ風”にしたのは師匠三枝さんの直伝でなく、三扇さんのアイデアなんでしょう。
初めて聴く噺でした。後半はじけるかなと思いましたが、消化不良でした(苦笑)
あと、戦国絵巻に旬なギャグを入れるのは興が醒める怖さがあるな、と。噺の中に入りこんでいたのを醒めてしまうな。と。

中トリは文太さん。マクラは短く、本編の『不動坊』へ。
文太さん演じるアホがほんまうまくてニンかと思うほど(もちろん文太さんのニンではなく好演であるんですが)。あのアホでなかったら「完全犯罪」は成立していたんだろうな・・・でもそれだったら、落語にならないですね。

中入りは15分ほど。
桃ヶ池を臨む中庭でお茶菓子が振る舞われました。
Lindaさんご夫妻にご挨拶できました。

中入り開けは珍念さん。
文珍門下のお弟子さんは現在2人。本当は弟弟子に文春(ぶんしゅん)さんがいて、3人でしたが、文春さんは繁昌亭オープン直後に急逝。これから・・・だったのにね。
珍念さんは22年のキャリアという。本編は『代脈』でした
ただアホの驚きぶりや口調は文珍さん風だったので、師匠から口伝された通り演じられていると思いました。

トリは楽珍さん。鹿児島県徳之島出身の楽珍さんは中学時代は相撲部でインターハイに出場するほどの腕前だったそうな。相撲を愛する楽珍さんはマクラでは当然大相撲の話題にも触れられましたが・・・。相撲に関しては競技者人口の減少が心配。モータリゼーションの進化もあって、今の子供は足腰を鍛えるところがないですね。小学校へは車で送り迎えというところもあるし・・・。
本編は『花筏』。花筏の対戦相手「千鳥が浜」の父親が息子を諭す場面は、実感こもっていました。
ぜひ十八番にしていってほしいです。


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桂三扇@桂三枝の落語的日常(ブログ)