72aafe43.jpg30日金曜日の夜は、天満天神繁昌亭での桂都丸さんの独演会に行ってきました。
都丸さんは今年、噺家になられて30周年ということで、全国各地を独演会で回られています。
大阪の繁昌亭では今日12月1日までの3日間興行。その2日目に行ってきました。


この日の演目は以下の通り。

・『開口一番:普請ほめ』桂二乗
・ビデオ上映「桂都丸の三十年」
・『読書の時間』(桂三枝・作)桂都丸
・とにいじゃっく座談会 桂米二・桂雀々・桂都丸
(中入り)
・『不動坊』桂都丸

開口一番は米二門下の二乗さん。『牛ほめ』を家の普請を誉めただけで高座を降りられました。林家染二さんのブログによると、『牛ほめ』の牛を誉める下りがない噺を『普請ほめ』と云うそうです。知らなかったです。
(→またまたボケております?!@よしだくん日記)(林家染二のブログ)

二乗さん降りられると、舞台の天井からスクリーンが降りてきました。
ビデオは、ざこばさん(当時の朝丸さん)に入門されてからの30年を、写真と都丸さんのインタビューで振り返るものでした。ナレーションは都丸門下筆頭弟子の都んぼさんでした。

ビデオ上映が終わると、都丸さん登場。
某大学での非常勤講師のエピソードなどで大いに会場を沸かせた後、『読書の時間』へ。
都丸さんは三枝さん創作の噺をいくつか演じられていますが、この噺も都丸さん独自にアレンジされているようでした。ある噺家さんが演じられたのより、おもろかったです。

その後は、米二さん、雀々さんが登場しての座談会。
御三人さんは入門が同期だそうで、「とにいじゃっく」とは若手時代に御三人でされていた落語会の名前だそうです。その「とにいじゃっく落語会」をなぜ辞めてしまったのかを振り返られていましたが、そのエピソードが三人さんのキャラクターがよく出てて、おかしかったです。

あと座談会の中で、都丸さんが若手の頃にテレビ出演が多かったこと。そして『仮面ライダー』で「がんがんじい」という大阪弁の怪人の役で出ていたことが話題になっていました。
雀々さんは「今の35〜6歳の人間はよく知っているだろう」と云われてましたが、私は『仮面ライダー』を見ていなかったので、知らなかったです。『仮面ライダー』に出られていたのは1980年ごろの話なので、都丸さんは入門3年くらいの本当に若手のころの話ですね。
都丸さんを顔を見られて、「がんがんじい」のことを思い出されるかたもいらっしゃるんでしょうね。

中入り明けは『不動坊』。30分以上の熱演でした。
演じられた後「冬の話なのに、額に汗しているようではまだまだ修業が足りません」と率直に振り返られていました。
私も汗ばんでいたので、おそらく暖房がよく効いていたからでしょう。

最後は抽選会。都丸さんが『高津の富』を演じているのを描かれた浮世絵がプレゼントされました。


都丸さんの30周年独演会ツアーですが、今後は京都の東映太秦映画村や四条の南座などを回られるようです。
映画村の芝居小屋での独演会は、惹かれるものがありますが、平日に京都太秦18時30分は行けないなあ。


リンク:都丸倶楽部




(2007.12.02 21:30追記)
独演会で上映された「桂都丸の三十周年」の中で、都丸さんが岡本太郎デザイン猛牛マークが入った羽織を羽織っての高座姿が映し出されました。
羽織は、上山善紀オーナー(当時)に仕立ててもらったのだそうです。
確か、近鉄バファローズ物の創作落語(小佐田定雄さん作で題は失念)を高座にかけるときに、それを羽織るのだと伺ったことがあります。