29286725.jpg508279e4.jpg


13日夜は繁昌亭での林家一門会に行ってきました。
この会は毎年ワッハホールでやっていましたが、今年は会場はワッハより小ぶりな繁昌亭になったので、2日間に分けての開催。13日はその2日目でした。

13日の昼には、林家一門のファンクラブ「林染会(りんせんかい)」のイベントがあったようです。
イベントに参加されたLindaさんによると、大川で屋形船に乗って、焼酎と鍋をよばれたそうです。
#「よばれる」は「ご馳走を頂戴する」という意味。大阪弁かと。

それにしても屋形船・・・そそられるなあ。いっぺん乗ってみたいもんです。

この日の演目は以下の通り。
(事前ネタ出し無し)

つる』林家染吉
時うどん』林家卯三郎
お血脈(けちみゃく)』林家染二
高尾』林家染雀
(中入り)
仏師屋盗人』林家そめきち
「三題噺」林家花丸
ふぐ鍋』林家染丸

三味線:山澤由江、吉川絹代
お茶子:長嶺かほり



開口一番は染丸さんに入門して1年足らずの染吉(そめきち)さん。
『つる』をゆったりな口調で語られました。もってテンポあったらと思ったけど、これから、これからですね。

なお染吉さんから染二さんまでネタは短めでした。7席を3時間弱でおさめようと思ったら、そういう時間配分になったのでしょう。

染雀さんは染二さんより弟弟子ですが、この日は中トリ。尼崎の米朝一門の勉強会と同じく、兄弟子が前に出てしっかり笑いととって、弟弟子をしごくという意図があるのでしょう。
染雀さんは、三代目春團治師の十八番という『高尾』を。春團治師に直接稽古をつけてもらったという。
ちなみに春團治さんは、NHKの朝ドラ『ちりとてちん』を観ているそうですが、師匠の草若が普段着(しかも横になって)で、稽古をつけているのが気になって仕方がないそうです。本当は師匠も正座して稽古を付けるそうです。
で肝心の染雀さんの噺のほうは・・・すいません。暖房がよく効いてて、睡魔に襲われました。
この公演のチラシには染雀さんの演目については「(おたのしみ)」とあったので、おそらくネタおろし(初演)だったんですね。

中入り明けて、緞帳が上がる前に、上方落語協会の法被姿の笑丸(えみまる)さんと染太さんが登場。立ち見のかたを空席に誘導されてました。立ち見のかたは全員、着席されました。この公演では立ち見席を売らなかったのですね。
それにしても、繁昌亭の座席は非常に小ぶりで冬の着ぶくれた状態で詰めるとホントきついのですが(苦笑)

中入り明けは、そめすけさんの後は、花丸さん。
「三題噺」を。観客から3つの題を頂戴して、それを噺の中に入れて、即興で一つの噺にするというものです。かつてのテレビ番組『ざこば・鶴瓶らくごのご』でざこば、鶴瓶両師が毎回挑んでられてましたね。
ネタは「朝青龍」「成人式」「ハニカミ王子」でした。
もっと違う題が挙がれば、話ができる範囲が広がるのにと・・・と思いましたが、花丸さんはうまく纏められて、サゲも違和感のないものでした。

トリは染丸さん。
マクラでは落語指導と監修を担ってる朝ドラ『ちりとてちん』のこと。
朝から夜遅くまで脚本のチェックから本番の立ち会いまで、非常に激務だようです。
キッチリしておられる染丸さんなので、話の中に出てくる違和感なシーンなどは、かなりの指摘をしたそうですが、時間の関係もあり、改善できなかったようです。そうやろうなと思いました。
本編は『ふぐ鍋』を。この噺は二代目染丸師の作で、林家のお家藝とか。
噺の中に出てくる「大橋さん」とは三代目染丸師の本名だそうですが。ちなみに今の染丸さんは四代目。
『ふぐ鍋』は生では前座クラスのかたでしか聴いたことがなかったのですが、染丸さんクラスだとさすがの語り口でした。フグが旨そうでした(笑)
#それにしても、あんなに旨いフグを拒否するなんて、考えられない(笑)

最後は一門のみなさんやお囃子さんも舞台に登場して手締めを。「大阪締め」で締められました。

「打〜ちましょう(パンパン)。も一つせ(パンパン)。祝おうて三度(パパンパン)」。


リンク:
染丸@web
林家染二オフィシャル・ホームページ
手締め
ふぐ鍋@上方落語のネタ