第450回田辺寄席16日土曜日は田辺寄席の昼席・夜席の2回公演に行きました。
先月席での抽選で、文太さんの手(笑)によって、招待券2枚を頂戴することができ、昼夜2回公演を鑑賞することができました。ありがとうございました!
昼夜のべ10席堪能しました。

会場にはLindaさんも来られてて、中入り休憩のときに、ご挨拶、談笑させていただきました。


この回の演目は以下の通り。

『開口0番:文太の前噺』桂文太
天狗刺し』桂雀太
アメリカ人が家にやってきた』(桂三枝・作)月亭八光(はちみつ)
近日息子』桂文太
(中入り)
口合小町(くちあいこまち)』桂わかば
かぜうどん』桂千朝
抽選会 文太・雀太

三味線:桃音会
お茶子:井上麻衣子


(2008.2.17 9:40追記)
#雀太さんの演題が間違っていたので、訂正しました。

会場には文太さんの「開口0番」の最中に入りました。
私の後もお客さんがぞくぞくと入り、会場の後方の壁まで客席が埋まり、ぎっしりでした。
昨年9月に桂南光さんが出られた回のときぐらいの入りでした。

文太さんの「開口0番」は「え・『延陽伯』」。
弟子が入門時に習う噺を挙げられ、そのうち、立て弁の噺の例として『寿限無』や『延陽伯(江戸落語相当:たらちね)』を披露されました(あの長い名前の部分だけを口演)。

トップバッターは雀太さんの『天狗刺し』。鞍馬の天狗を生け捕って、鳥刺しならぬ天狗刺しにしようという噺なんですが、実際に生け捕ったのは・・・。まあ天狗が実存していたら、中国では間違いなく食べているだろうけども(笑)
雀太さんはゆったり目の口調だったけど、もう少しスピードあったほうがと思いました。

二番手は月亭八方さん実子の八光(はちみつ)さん。関西ではテレビタレントとしても知名度ある八光さんは田辺寄席の会場までタクシーに乗ったときの運転手とのやりとりをマクラで話されていたけど、場の雰囲気を掴み切れていませんでした。彼のお父さん(月亭八方師)は場の雰囲気を読むのが巧いかたなんですがね。
噺は桂三枝さん創作の『アメリカ人は家にやってきた』。米国人が日本に転勤してきて、日本の普通の家で暮らしたいというので、一家は英語の勉強をし、家での会話は英語で通すことに(以下、割愛)。
三枝さんの創作ものらしく、細かい「くすぐり」が散りばめられていて、サゲ(オチ)もわかりやすいのだが、八光さんは、三枝さんに習ったままのように感じました。

文太さんは『近日息子』。この噺は先繰りの機転が見当違いでズレまくるというもの。
ご近所さんのあほげなやりとりが軽妙に語られ、会場を沸かせていました。
ナンセンスな言葉のやりとりも、文太さんが口演すると上品に聞こえます。
流石の一席でした。

中入り明けは、さこば門下のわかばさん。
『口合小町』は初めて聴く噺でした。「口合(くちあい)」とは冗談・駄洒落のこと。わかばさん曰く、口演する人も少なくて、現在は、桂米朝さんに、桂小米(こよね)さん、月亭八方さんぐらいだそうで。
わかばさんは、その小米さんの直伝。
噺の中にでてくる「口合」はわからないものがありました。そのへんは世代差があるのかな?

トリは千朝さん。
マクラでは昔のお商売やさんのいろいろな売り声を再現されました。
噺は『かぜうどん』(江戸落語相当:うどん屋)。
千朝さんはマクラから本編まで上品でまったりとした語り口。リズムも絶妙やった。


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