第451回田辺寄席16日の田辺寄席は昼夜のべ10席ともに鑑賞しました。
以下は夜席のほう。

会場ぎっしりのお客さんだった昼席に比べ、夜席はさすがに少なかったけど、それでも6〜7割くらいは入っていました。


この回の演目は以下の通り。

『開口0番:文太の前噺』桂文太
道具屋』笑福亭喬若(きょうじゃく)
野晒し』笑福亭鶴二(つるじ)
黄金の大黒(きんのだいこく)』桂文太
(中入り)
宗論』&寄席の踊り 笑福亭猿笑(えんしょう)
市助酒』笑福亭松枝(しょうし)
抽選会 文太・喬若

三味線:桃音会
お茶子:井上麻衣子


(2008.2.17 11:10追記)
夜席のほうは、文太さんの登場前に会場に入りました。

文太さんの「開口0番」は「ヒの巻:東と西」。
東西文化の比較を。江戸時代の大坂では米は廻船で全国より送られてくるものを買うので、近郊農家では「金になる」野菜を育てたという。田辺大根、門真の蓮根、守口の大根、毛馬の胡瓜、難波の葱などなど。
あとドラマ「ちりとてちん」のことについて、文太さん「嘘ありまっせ」と。入門仕立ての弟子が「ちりとてちん」は習わん。師匠が褞袍(どてら)を着て寝そべって稽古をつけない。3年も遊んでいる師匠が大きな家に住めない(笑)などなど。

トップバッターは、文太さん曰く「徒然亭草若門下の(笑)」の喬若さん。本当は笑福亭三喬門下。
マクラなしで『道具屋』へ。
喬若の飄々としたキャラがニンに合っていると思いました。

2番手の鶴二さんは、マクラではトリで兄弟子の松枝さんとのやりとりを。鶴二さんによると、松枝さんは物忘れが酷いようですが、噺はどこまでほんまなのか?(笑)
噺は『野晒し』。鶴二さんの噺を聞くのは2回目ですが、鶴二さんは嫌みなく好演されていたと思います。

中トリは文太さんで『黄金の大黒(きんのだいこく)』。
お祝いの席で出てくるご馳走の食べ違いの描写も細かく丁寧。

中入り明けは、猿笑(えんしょう)さん。東京出身で、40歳すぎてから六代目松鶴師に入門したそうで。
そのため、見かけ(60歳を超えている)より、入門年数は短いのですね。
『宗論』は江戸の口調で話を進められました。
キリスト教かぶれの倅が「賛美歌」を実際に歌唱。うまい、うまい。
『宗論』の後は踊りは、仕草だけ。もっと見たがったが。

トリは松枝(しょうし)さんで『市助酒』。
主人公の市助が酒杯を重ねるごとに表情が変わっていく様子は、好演だったように思います。
たっぷり愉しめましたが、上方で演じる人が少ないのは、噺自体が長いのと、笑いが少ないからかな?


リンク:
田辺寄席
笑福亭松枝のホームページ
笑福亭鶴二のほのぼの亭