36db0121.jpg2日の夜は、繁昌亭夜席の「染二未来十八番」へ行ってきました。
林家染二さんが、今週末と来週末の計6日間でのべ18席口演するとのこと。
すべて十八番(おはこ)じゃないから、「未来」とついているのでしょう。

この日はその3日目でした。
開演の18時になると2階席も立ち見が出るほど埋まりました。


この日の演目は以下の通り。

動物園』桂ごごろう
軽業講釈』林家染二
始末の極意』月亭八方
不動坊』林家染二
(中入り)
らくだ』林家染二

三味線:山澤由江

開口一番は、今年入門18年目のこごろうさん。出囃子も『石段』でなかった。上方落語協会非会員ということもあり、繁昌亭では初めて噺を聞きました。
マクラでは携帯電話に関してのもの。要は落語鑑賞時は携帯電話の電源を切ってくれというものですが、開演前の「お願い」でも通じない人もいるからですね。
ちなみに繁昌亭の開演前の「お願い」アナウンス(録音)は露の都さんが担当されています。
最初は、かなりコテコテなアナウンスでしたが、林家染丸副会長の指摘により、多少あっさりしたばーじょんに(微笑)それでもコテコテさは拭えないけど(笑)
本編はオーソリティだという『動物園』を。虎の歩き方やパンの食べ方など自由自在な描写。どっかでも笑いがとれまっせと言いたそうな。
開口一番でしたが、噺の後半はしっかり笑いをとり、20分弱で終えられました。

染二さんの一作目は、『軽業講釈』。
マクラではいきなり噛む場面があったが、それはご愛嬌。
立て弁を使うところも微妙やったなあ。
でも染二さんの声って、講釈にあっていると思うし、ぜひとも十八番にしてもらいたいです。
綱渡りのシーンは指を使って演じられてました。染丸師直伝なんでしょうかね?
ちなみに「軽業(かるわざ)」って落語を聴き始めるまで「アクロバット師」のことだと知りませんでした。

染二さんの後は、ゲストの月亭八方さん。明らかにゴルフ焼け。
マクラではタクシーに乗ったときのエピソードから、勿体ないことについての話題に。噺の展開や間、笑いのツボは八方さんならではで。私の隣りは女子高校生風のお客さんでしたが、ウケてしました。
花月で漫才聞きたさの客に、聞かせるだけの力量を感じます。
長いマクラ(マクラだけでも十分「落語」になっていたが(笑))だったので、そのまま落語には入らないかな思いましたが、「勿体ない」噺から、『始末の極意』へ。
軽妙な語り口。テンポよく噺が展開。得意の噺なんでしょうね。
鰻の匂いを袋に詰める保存したりするのは・・は八方さんオリジナルかと。

中トリは、染二さん2席目の『不動坊』。
テンポよい場面転換など聞いてると、よく繰られていることがわかる。
何度も演じられてて、すでに十八番なんでしょうね。
”かるたどうさい”の寒がりぶりも様になってました!

中入りはさんで、染二さん3席目の『らくだ』。
染二さんが、この噺をするとき、出囃子が「かんかん踊り」の節。
この噺は立場逆転の妙。こちらの噺も何度も演じられているようで、噛む場面なし。
声もよく出ていました。席数を重なるごとに、声が出るのでしょうね。
ただ染二さんの『らくだ』は途中でサゲちゃうんですよね。「千日の火屋」の場面までやってほしいんですが。

午後6時に開演。午後8時半過ぎに終演でした。


リンク:
林家染二オフィシャル・ホームページ
天満天神繁昌亭