07983652.jpg22日土曜日の夜は、道頓堀・B1角座での「松竹特選落語会」に行ってきました。

道頓堀角座ビルの地下1階にある120席ちょっとの小スペース。
寄席の舞台を描いた書き割りセットが設営されてて、中に高座が置かれていました。




この日の演目は以下の通り。

犬の目』笑福亭喬介
花色木綿』笑福亭風喬
寝床』笑福亭鶴二
(中入り)
天災』桂春菜
『冷蔵庫哀詩』(創作)桂小春団治

三味線:吉川絹代
お茶子:浪江佳代

開口一番は、喬介さん。
持ち時間10分で『犬の目』を演る予定だったが、トラブルがあり、再度一からやり直し。それでも10分におさめてました。前半はトラブルがあったこともあり、噛み噛みやったけど、後半は持ち直しました。
師匠の三喬さんそっくりの口調だったので、師匠に教えてもらった通りにやらはったようです。

二番手は風喬さん。
こっからは数々の受賞メンバーが登場。
風喬さんは2年前のNHK新人演芸大賞受賞。
風喬さんが独身時代に住んでいたアパートで隣りの部屋に住んでいた泥棒さんとのエピソードをマクラに、盗人噺を。
声量が大きく、でも五月蠅すぎることなく聴かせてくれます。
最後の盗人の恫喝のシーンもニンに合っていると思います。

この風喬さん以外でも松喬一門のかたは、巧い方が多いと思いますね。

中トリは鶴二さんの『寝床』。
この日の鶴二さんは、オーソドックスに演じられていたと思います。
それにしても、この噺『寝床』は、どうもこの噺は私にあってなくて、染丸・松喬クラスの師匠連の口演でも聴いたことがあるのですが、正直しんどいです。
この噺が口演されるときは、集中せず、気を抜いてます。
後ろのほうで、こっそり寝ていたいくらい。

15分ほどの中入り明けは、春菜さん。
マクラは挨拶なしでいきなり入り(笑)、客の笑いのツボを押さえた後、本編へ。
『天災』でしたが、登場人物の台詞聴いてたら、現代調でした。
古典落語には古くさいギャグとか入ってて、現代の私には正直わからないところがあります。
春菜さんはギャグの今のものを替え、観客の笑いのツボを押さえてましたが、ときどき古典のままのところがあり、「丁稚」が出てきたときは、どの時代のことを描いているのか、混乱しましたわ(苦笑)

トリは小春團治さん。
冷蔵庫の中に入っている物の哀しみを描いた創作落語を。
冷蔵庫の中の食品を擬人化し、それぞれを演じきっていました。
若いかたを中心によく会場を沸かせていました。

午後7時開演、午後9時終演でした。


リンク:
上方落語 小春日和(桂小春團治さんの公式ページ)
笑福亭鶴二のほのぼの亭
かつらはるな・どっとこむ
松竹芸能『B1角座』情報サイト

それにしても、かつては吉本より隆盛を誇ったと云われる松竹の演芸場がかつての演芸場ビルの地下1階のこじんまりとしたスペースなのは、なんとも寂しい。