d94c8050.jpg12日土曜日の夜は、天満天神繁昌亭での「おそばと落語の会」の30周年記念興行に行ってきました。
「おそばと落語の会」(以下、そば落)は今から30年前に野田阪神の阪神電車高架下にある「やまがそば」というお蕎麦屋さんの2階座敷で始まった落語会で、毎月第3月曜日の開催。今年で30周年だったのですが、席亭であるお店のご主人が病に倒れられたそうで、これ以上存続不可能ということで、今年3月の会をもって「休会」としたそうです。

当初は、松喬、松枝、呂鶴、松葉(七代目松鶴)の各師がメンバーで後期は、三喬さんを中心に笑福亭の若手の勉強会的な意味合いの会だったようです。三喬さんが中心に頃には何度か寄せてもらいました。(そのときのレポートは本ブログでも掲載しています。)

そば落では入場料1500円で落語4席のほか、公演後に特製の汁そばが頂戴できました。
毎月嗜好を凝らしたものでした。
食べてないものの中にはサッカーW杯開催に因み「ワールドカップ蕎麦」というのがありました。
「インド人もびっくり!カレー蕎麦」というタイトルには笑いました。
お蕎麦自体は美味しいお店です。

午後5時半に開場。
玄関で右喬さんにチケットをもぎって、中に入りました。

全席自由だったのですが、殆どの席は埋まってて(荷物を置いて席取りされていた)ので、二階席の最後列に座って鑑賞しました。

この日の演目は以下の通り。

動物園』笑福亭松五(しょうご)
千早ふる』笑福亭風喬
堪忍袋』笑福亭遊喬
饅頭恐い』笑福亭三喬
(中入り)
二人ぐせ』笑福亭右喬
軒付け』笑福亭松枝

三味線:吉崎律子
舞台番:笑福亭喬介

後日、追記します。

(2008.4.13 21:00追記)
トップバッターは松枝門下の松五さん。
マクラもそこそこに『動物園』へ。虎の皮を着る仕草がカットされていました。
イチバン笑いがとれるシーンなのだが・・・。

二番手は風喬さん。
マクラから声量たっぷり。堂々とした語り口。
場内を温めて、バトンタッチ。

三番手は遊喬さん。
マクラではそば落の思い出を。師匠の松喬さんに入門したのはこの会だったそうです。
やんちゃな恰好で弟子入り志願。松喬さんが躊躇しているのを、お店のご主人が背中を押されたそうです。
『堪忍袋』は以前、鶴瓶さんの口演で聴いたことがありますが、遊喬さんも好演されました。

中トリは松喬門下筆頭弟子の三喬さん。
三喬さんはその噺が持っているおもしろさを存分に引き出されるのが巧いかたですが、今回もそうでした。
もっといろんな噺を聞いてみたいです。

中入り明けては、右喬さん。
キャリア的に(遊喬さんより弟弟子)中入り明けという”位置”が荷が重すぎたのか?
跳ね返して欲しかったですが。

トリは松枝(しょうし)さんで『軒付け』。私はこの噺は米朝さんで聴いたのが最初ですが、笑福亭のかたも口演されているのですね。
松枝さんは、今回のプログラムにコメントを寄せられました。30年を振り返った上で書かれたんでしょうが、ウェットにならずに、知的な文体でした。

そば落はきょう日曜日の会で30周年で一区切りですが、とてもアットホームな雰囲気の会でした。
またいつか復活してほしいと思います。

公演後のお蕎麦おいしかったです。
ごちそうさまでした。


リンク:
笑福亭松枝のホームページ
笑福亭遊喬のホームページ