ba15fd5a.jpg14日木曜日の午後は、新世界・通天閣の地下にある「通天閣劇場」での松竹芸能のお盆興行に行ってきました。
松竹芸能の演芸場は道頓堀の角座ビルに「B1角座」がありましたが、ビルの老朽化で閉館。
叶麗子さんなどの歌謡ショーを行っていた「通天閣地下劇場」を演芸もできよう改装したようです。
週末は松竹芸能の演芸を開き、歌謡ショーは月曜日に追いやられたようです。

この週は「TENGEKI夏のハッスル祭」というお盆興行を1日2回興行で催していました。

722a8e18.jpg会場は、通天閣1階部分の道路(タクシーのりば)の真下にあります。
王将の像の横にある階段(またはエレベータ)を降り、地下の劇場に入ります。

チケット(当日3000円)は階段の横でパラソルを出して売っていました。


会場はフローリング床に椅子が置かれています。
多目的に使えそうですが、左右に幅が広い会場なので、落語はやりづらいんじゃないかな?と。
舞台は奥行きが狭く、書き割りの真ん中に「名ビラ」替わりのモニター。モニターに出演者の名前を表示していました。

この日の演目が以下の通り。
ここでは、興行の前半が漫才で後半が「松竹特選落語」というスタイルになっているようです。

漫才 鳳仙花
漫才 まえだまえだ
漫才 のろし
漫才 オーケイ
漫才 ダブルダッチ
漫才 海原はるか・かなた
漫才 酒井くにお・とおる
(ここで舞台に高座セッティング)
落語『犬の目』笑福亭風喬
落語『道具屋』笑福亭鶴二
落語『一文笛』(桂米朝・作)桂福團治

※中入りナシ。

開演の午後2時直前に会場に入ったので、すぐ開演。

鳳仙花は若い女性のコンビ。開口一番でしたが、発声はよく、キャラも立っていました。

まえだまえだは小学生の兄弟コンビ。後半はネタがしっかり繰れていました。
兄の「小四をなめるなよ」という弟へのツッコミで爆笑をとっていました。

のろしはダブルで同じリアクション藝をしていました。
コンビの片方は大阪弁じゃなかったので、調べてみたら、静岡出身らしい。東京じゃなくて大阪に来るとは珍しい。敢えて大阪でチャレンジしたかったのか?・・・どうかはわかりませんが。

オーケイは関西ローカルのテレビ番組に出ているので、馴染みあるかたもおられるでしょう。
しかしこの日の会場は大阪以外からの観光客が大半で挙手による知名度調査は殆ど手が挙がってなかったですなあ。・・・・しかし漫才のほうはさすが10年以上のキャリアを感じさせる出来でした。

ダブルダッチはテレビの「爆笑レッドカーペット」に出ているようですが、私はその番組を観ていないので、初めて見るコンビでした。
舞台左のボケ担当(西井)のほうがフットボールアワー岩尾や警視庁24時のピッキング犯のモノマネを披露していましたが、それが秀逸。十八番なんでしょうね。

ここから、いきなりベテラン勢が。松竹は吉本と違い、40歳代の漫才コンビが少なくて。「シンブレ」だけか?
吉本だったら「トミーズ」とか「おかけんた・ゆうた」とか出てきますが。

「海原はるか・かなた」「酒井くにお・とおる」は説明不要かと。
関西出身のサッカーファンの知人が酒井くにお・とおるを「品のある漫才をする」と評していましたが、その通り。よく生き残っていたと思うほどです。

漫才終わって、ここで舞台セッティング。
短時間ですが若手の漫才さん(コンビ名は失念)が場つなぎしていました。

そして落語。
まずは風喬さん。マクラでいろいろ客の様子を伺っていたけどなかなか場がぬくもらず。
次の鶴二さんもそう。これが「田辺寄席」なら温もっていたと想像できんですが。ショックでした。
・・・演芸場は落語にはやはりきつい会場なのかな?

そして福團治さん。
マクラも短めに。『一文笛』へ。
この噺、米朝さんの作ですが、福團治さんのいつもの通りボソボソした語りで「別の噺か」と思うほどに。しかし情感たっぷり。落語に関してサラのお客さんをきっちり聴かせていました。

約2時間で終演。

なお、お盆興行は17日まで。


リンク:
通天閣劇場@松竹芸能