20080913新宿末廣亭13日午後に行った新宿末廣亭の昼席のことを。



東京には10年前に3年ほど済んでいましたが、そんときは上方落語(を含めた笑い)ばかり聴いてて、東京の寄席に通うことは一度もありませんでした。
したがって、東京の落語定席は今回は初めてでした。

新宿末廣亭は正午開演の昼の部と午後5時開演の夜の部の2回興行。
この他、土曜深夜に若手主体の「土曜深夜寄席」があります。
入場料は2700円。正面チケット売場で入場券を払って中へ。
入口で番組表を手渡されます。

中は椅子席と左右に畳敷きの席。
舞台の上には欄間。江戸情緒たっぷり・・・というか大阪では見かけない雰囲気の云い舞台。
大阪では読売テレビの「平成紅梅亭」の舞台セットが一番寄席らしいのだけども(苦笑)

最初は畳敷きの席に座りましたが、途中から団体さん含めてお客さんが一杯になったので、二階席を空けられましたので、二階席に移りました。二階席は椅子だけでしたが、天満天神繁昌亭と違うのでは、一階席部分の天井より二階席の天井が高く、屋根裏から覗く感じでした。

正午開演直前に入りましたが、すでに前座さんが出ていました。

この日の出演されたかたがたは以下の通り。
トリは「主任」と云うようです。それは繁昌亭も同じなようです。
正午に始まって終わるのは午後4時半。繁昌亭昼席の倍の人数は出ていないか?

落語 古今亭駒次
ギター漫談 ぺぺ桜井
落語 三遊亭吉窓
落語 柳家さん福
漫才 ホンキートーク
落語 柳家三三(さんざ)
落語 柳家小団治
大神楽曲芸 翁家和楽社中
落語 柳亭左楽(代演)
落語 川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)
漫才 笑組
落語 柳家権太楼
(中入り)
落語 橘家円太郎
俗曲 三遊亭小円歌
落語 柳亭小燕枝
落語 入船亭扇遊
奇術 アサダ二世
落語 柳家さん八(昼主任)

この日は三ツ沢でのラグビー観戦がメインだったので、中トリの権太楼さんが終わり、中入りになった時点で外で出ました。
印象的だった何席かについて。

トップバッターの駒次は創作落語で、首都圏の私鉄各線の名称を擬人化させ、戦国武将のように見立てて、戦況の刻々と変化させるというもの。自作で『戦国鉄道絵巻』だそうですが、ストーリー性がしっかりしたものだった。前座なのに今後が楽しみなかた。

ぺぺ桜井さんは初めて拝むかたでした。ギター漫談は最初は聞き取れない箇所があったけど、後半はノってこられた印象。実に軽妙だった。「ギター漫談」を演るかたは大阪では今はいらっしゃらないと思います。

柳家三三さんは、前のほうの出番でしたが、吉窓さんと出番を入れ替わっての登場。
リズムよいし、声に張りある感じ。噺は『悋気の独楽』。上方版とは違うところも。丁稚の定吉は御寮人(ごりょうはん)に言われて旦那のあとをつけていく型でした。とにかく軽快なリズム。心地よかったです。

川柳川柳さんは、快楽亭ブラック師のCDに師の高座『ジャズ息子』がおさめられているのを聴きましたが、生は初めてでした。
70歳台後半にしては声に張りある。早口ですが聞き取りづらくなく、そしてテンポよい。
若いときにジャズをやってはった感じ。
この日は落語をやらず、幼いときに憶えた軍歌を披露していました。
『月月火水木金金』など。歌も巧い。

川柳さんの高座を聴けたのは一番の収穫でした。


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