16393332.jpg20日土曜日の午後は、田辺寄席の昼席へ行ってきました。

この日は、襲名間近の桂小米朝さんが出演することもあって、入り口には長蛇の列でした。

この日の演目は以下の通り。

開口0番〜文太の前噺〜 桂文太
宿屋町』桂さん都
嬶(かか)違い』桂文太
はてなの茶碗』桂小米朝
(中入り)
足上がり』月亭八天
講談『善悪二筋道』旭堂南鱗
抽選会 文太・八天

三味線:花登益子
お茶子:井上麻衣子

長蛇の列だったので中に入れたのは、開口0番終わって、二番太鼓が鳴っているときでした。
さん都さんは「東の旅」シリーズの『宿屋町』を師匠・都丸さんに教わった通りだったと思います。

文太さんは『嬶違い』。嫁はんを取り間違える噺だけど、これのマクラとして高座にかけはったのは、ニューハーフの結婚式に司会として招かれた噺。艶がかるところもあり、土曜昼下がりの小米朝さん見たさの客が多いこの日の田辺寄席ではヘビーかと思われたが。あと前列に子供がいて、文太さんはやりずらそうやった。
しかし私自身はこのマクラは楽しく聴かせていただきました(微笑)。
本編も文太さんの軽妙な感じがよく出てました。文太さんの他の艶噺も聞いてみたいものです。

小米朝さん登場。客席からは「待ってました」に近いかけ声も。
光り輝いているように見えたのは私だけか?気のせい?襲名間近で、その気魄がそう見えさせるのか?
肝心の噺のほうは、小米朝さん独自の笑い(くすぐり)が入ってて、油屋はニンかと思わせるほど。
ただ茶金さんの描きかたが定まっていない感じ。すごい若い茶金さんをイメージしてしまった。
噺の中には若い油屋や番頭を制する場面もあるし、茶金さんに貫禄もあれば・・・・今後の課題?

小米朝さんは、師匠で実父の米朝さんとは違うタイプのかたやし、おやっさんをすべて継承するなんて無理。
新たな「米團治」さんを模索して欲しいところ。
あくまで個人的な感想ですが「高尾」あたりやりはったら合うやろうと思いますが。

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中入りは15分。
蓮の葉が敷き詰められた感じの桃ヶ池を借景に世話人会さんご提供のお茶菓子を頂戴しました。
ゆうさん、れいさんご夫妻も来られててご挨拶できました。

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中入り明けは月亭八天さん。
「月亭」ということで、大師匠の可朝さんの話題を振るのはおやくそくか?(笑)
マクラは長めに「足あがり」へ。ハメモノも入りました。
この日は、しっかりした語りを聴くことができました。

トリは旭堂南鱗さん。阿倍野区の田辺寄席会場近くで生まれ育ったそうな。
田辺寄席の第1回(会場はパン屋さんの上)では、客席から高座を拝聴していたそうです。
先生(講談の場合は師匠でなく先生)が幼いころは長居公園は競馬場だったそうな。
長居公園が昭和30年代ごろまで競馬場があったことは聴いたことがありますが臨南寺も境内が広かったようですね。
噺は「善悪二筋道」。
主人公があまりにも潔くて・・・落語の「井戸の茶碗」の2人のサムライ同様に、ついていけない場面があるのですが(汗)。それでも噺の世界に引き込まれました。

眠くならずに最後まで愉しめました。

抽選会のアシスタントは八天さんでした。
いつもは前座のかたが担当ですが、さん都さんは次の会場に向かわれたのでしょう。
いつもはアシスタントさんが下読みもせず、文太さんに突っ込まれても対処するのがやっとな感じですが、八天さんはそつがない。流石。20年以上のキャリアもあるんでしょうけど、アシスタントの若手さんは、裏で前もって原稿に目を通しておけということですな。
私はセレッソ戦があったのと大混雑だったので、抽選会の途中で外へ出ました。


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