

今でも、最も自宅から近い会場での落語会であります。
この日の演目は以下の通り。
『七度狐』笑福亭喬若
『替り目』笑福亭生喬
『子盗人』笑福亭三喬
(仲入り)
『堪忍袋』笑福亭遊喬
『高津の富(こうづのとみ)』笑福亭松喬
三味線:花登益子
舞台番:笑福亭喬若
会場だった中井神社の社殿の広間はぎっしり満杯。
毎年、年3回ある中井神社での松喬一門会のうち、正月の公演では毎年、大入りだそうです。
だいたい松喬一門幹部連中が出て、入場料1500円なのだから、(入るのは)当然といえば当然なんですが。
大広間の右側の縁側に下座(お囃子さん)のかたがた(一門のみなさんが担ってましたが)がおられました。
広間と縁側の間の戸が外されたので、二番太鼓から各出演者の出囃子も迫力満点に聴くことができました。
これぞライヴ!
開口一番の喬若さんの呼びかけでみな膝送りしました。
その喬若さんは『七度狐』を。トップバッターですが、ようウケてはりました。
二番手は生喬さん。『替り目』を丁寧に。
実年齢より貫禄ある生喬さん。泥酔の旦那を好演。
中トリは三喬さんの『子盗人』。
現在、盗人ネタといえば、この人になるのか。盗人が様になっている(微笑)
マクラのときに、ちょっとしたハプニングがあったけど、それをさらりとネタにして笑わせるのは流石。
中入り明けは、遊喬さんの『堪忍袋』。
強面な遊喬さん(元テキ屋さんだそうで)ですが、おかみさんの女性らしさもうまく出しておられてて。研究さされているのやろうな、と。
マクラでは中井神社でのエピソードを。松喬一門の幹部クラスのみなさんは中井神社で披露宴を挙げたそうで。そこでの「如何にも噺家さんらしいエピソード」で会場を和やかに。
トリは松喬さん登場。
この日のお目当て。
風邪気味だという松喬さんは近況報告を兼ねたマクラを長めに振られて、『高津の富』へ。
流石の安定感。
たっぷりと愉しめました。
このメンツで1500円とは確かに安い。
繁昌亭ならたぶん倍かな?
リンク:
・笑福亭松喬ホームページ
・笑福亭遊喬のホームページ
会場の「中井神社」は地下鉄谷町線駒川中野駅が最寄り。徒歩10分くらいかな?
近鉄南大阪線の針中野駅からも行けないことがないけど、最短で行くには昔からの集落の細い道を抜けてなかればならないので、判りづらいかと。
リンク:中井神社@東住吉区のホームページ
(2017.10.28 23:23追記)
松喬さんの名前に「六代目」を付記しました。
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