20081130OSK世界館リバイバル公演去年の11月30日に大阪は弁天町の「カルチェラタン世界館」で行われたOSK日本歌劇団の公演「ダンディ」をみのさんが観賞され、そのレポートを頂戴していました。

頂戴したのは12月早々だったのですが、諸般の事情でアップが遅れてしまいました。
以下にみのさんのレポートを掲載します。

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みのです。去る11月30日()は、OSK日本歌劇団の世界館リバイバル公演「ダンディ」の昼の回を観劇しに参りました。はい…とっても素敵な舞台でした〜。
久々に気分は乙女ですぅ〜(笑)

OSKは昨年7月に初めて「煌めく太陽 燃える情熱 VIVA! OSK」を観劇、荒唐無稽さもいとおしく楽しいお芝居と、ダイナミックな迫力あるダンスに圧倒され「是非是非また観劇したい〜」。しかし関東モンの悲しさ、なかなか機会がなく…「えぇい!そんな事言ってると、永久に観にいけないぞっ」と自分を叱りつけて、夜バスで大阪へGo!
えぇ、それだけの値打ちはあったです(わーい)

今回の「ダンディ」は、男役さんばかり9人だけの演目、珍しい趣向ですよね?再演(再々演?)との事です。
成程、人気の再演もうなづける、男役スターの魅力全開レビューです。

主役のスターは桐生麻耶(きりゅう・あさや)さん…まさしく惚れぼれするようなダンディぶり。
長身の堂々たる体格、長い手足でダンスは見栄えがするし、面長の舞台映えする彫りの深い目鼻だち、歌もお声も安定していて巧く、誠に美丈夫であります。あぁ〜うっとりぃ〜カッコいぃ…
と…?
…あれ…?「ト、トーク・ショー???」

はい。この世ならぬ、きらきらしい白スーツにソフト帽の、昔の西洋映画の主演男優みたいな男役スターが唐突にも女性に戻っちゃって、いきなし日常的トークもあり…という構成だったんであります(自分はここで仰天)。男役が一転、素の女子かいっ!?いっいいのか(汗)
焦りました動揺しました(してどうする?)。賛否両論ありそうな…でも、これはこれでたっぷりスターの芸達者ぶりを堪能できたかも。
何しろ桐生さん、「え〜我々は普段は女性として生活しているんですが(そりゃそうだろう)…普段でも男に間違われるのが3人〜」(ここの間が絶妙で場内に笑いが…)「男役冥利に尽きます」(あたたたた…そんな事、言っちゃっていいのか?オイオイ…)。あぁ全編陶酔への期待は大胆にズッコケたけど(笑)、しかし、喋りもなかなかだなぁ…これはこれで面白かったです。

そんなトーク・タイムが2回も挟まる構成は「ゆ、ゆるい…かも?」(微笑)。9人全員が「男役の意気込みを語る」ところなんか、「皆さんフツーに女子なのね〜」とか何故かドギマギした自分(笑)。でも司会役の桐生さん、巧まずとも間のとりもち上手く、案外楽しめたりしました。初舞台生はやはり初々しく可愛らしいですね(にこ)。

で…実はそんなにフツーに女子なのに、又音楽が始まれば、そこには真にキリリと鮮やかなる美男子しか居ないのであります。げ。ダンスまじカッコえぇーっ!
わ〜っ!さっきまで、ほんわかした女の人だったのに?な、なんてカッコいい男子ばかりなんだろう…。呆然。
すぐれて精進した芸の力だと思いました。皆さん、男役として、どれ程並々ならぬ努力と研鑽をかさねているのでしょうか。

構成はトークの他、コミカルな寸劇あり、スター桐生さんやそれを堅実に支える貴城優希(たかしろ・ゆき)さんのポピュラー・スタンダード・ナンバーの歌唱、そして圧倒的なダンス…
最後のひきしまった黒燕尾服の群舞なそ、「これぞ男役!」の、現実には有り得ない様なカッコいい美青年の揃い踏みであります。キレのある踊り、男役の美学ここにあり!かな?あぁ生きてて良かったぁ…夢の舞台かくあるべし。

帰り道、お客さんの「あぁ〜素敵〜」「感動しちゃった、涙出た」みたいな声にまじって、「同じ歌劇でも宝塚と違って苦しい中OSKは頑張っている、応援せねば」なんて意味の会話が聞こえてきました。大変なんだなぁ…。

今週末の金曜土曜は、同じく世界館でOSKの「Stardust Revue」のリバイバル公演があります。今度は娘役さん方が沢山出演で、躍動感あるダンスが楽しみ…って自分は行けないです…金曜夜のチケットはまだあるようなんですが、仕事だ…(しょんぼり)
関西在住の方が本当に羨ましいかぎりです。洗練された優美な宝塚も、ダイナミックなダンスのOSKも楽しめる機会が豊富なのですから。特にOSKの世界館公演は、小屋が小さい分かえって、踊りの臨場感が堪能できると思います。
…あぁ…しかし本当に桐生さん、カッコいいなぁ…まだ二公演しか拝見していないのに…惚れたぁ(笑)
以上、OSK初心者のレポートでした。ぺこり。
みの@初心もの拝
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以上です。


OSK日本歌劇団は近鉄グループの支援が無くなってから、苦労しているようですね。
3月には大阪松竹座で一週間の公演(レビュー)があるようです。
関西には宝塚のほかにもレビューがあるのを多くのかたに観てもらいたいと思います。

会場の「カルチェラタン世界館」はJR環状線の弁天町駅から、国道43号線を安治川方面へ。川へ突き当たった右にあります。
200人ほど収容できる小劇場なようですが、演劇に限らず、幅広い公演が行われているようで。

大阪には「扇町ミュージアムスクエア」や「阪急ファイブオレンジルーム」や「近鉄小劇場」といった小規模の劇場がありましたが、今は少ないですからね。貴重な存在ですね。

リンク:
OSK日本歌劇団公式サイト
世界館