2a66b86c.jpg7日土曜日の夜は千日前のワッハホール(ワッハ上方5階)での米朝一門の貸切公演へ行ってきました。
材木屋さんの団体である「大阪木材親尚会」の慰安を兼ねた会で、毎年ワッハや繁昌亭を貸切にして、米朝一門の噺家さんが出られているようです。
この日はワッハホール300席ほぼ埋まった中での観賞でした。

この日の演目は以下の通り。

いらち俥(くるま)』桂佐ん吉
ちりとてちん』桂吉弥
女道楽(三味線漫談) 内海英華
さくらんぼ』(江戸落語相当:あたま山)桂雀々

※中入り無し。

18時半開演。
まずは主催の「。。。親尚会」会長さん(?)のご挨拶。
その後、緞帳が上がり、開口一番。吉朝(きっちょう)門下の佐ん吉さんで『いらち俥』。
躍動感あふれる噺。客に「キタへ行ってくれ」と云われ、”いらち”(せっかち)な俥屋が連れてってくれたのは「箕面公園」。「天橋立」ではなかった。

二番手は同じく吉朝門下の吉弥さん。
最近は日本全国を落語会で駆け回っているそうで、その話題をマクラに。
かつて米朝さんがやったように、彼が上方落語の面白さを地方のみなさんに伝えているのですね。
ネタは『ちりとてちん』。ベースは私が好んでいる南光さんの型。
何度も繰られているようで。
この会に招待してくれた知人は落語自体は詳しくなく、吉弥さんも知らなかったのですが、「登場人物の描写が巧みだった」と彼の高座を絶賛していました。

吉弥さんの後は、内海英華さんの三味線漫談。
落語会では下座(お囃子さん)を務められています。
今、大阪で女流の三味線漫談は英華さんだけだという。かつては吾妻ひな子さんなどがいらっしゃいましたが、みなさんいなくなったからね。
26文字で綴る「都々逸(どどいつ)」は正直馴染みはないのですが、何でもストレートに云う現代と違い、オブラートに包み、粋に表現する世界を愉しめました。

トリは雀々さん登場。
長めのマクラでいろいろな話題に触れられ、小米朝改メ五代目米團治さん(下画像で右から2人目)の伝説(レジェンド)にも。

しっかりしなはれ若旦那


雀々さん曰く「彼は二枚目やのに、やることが三(枚目)」。米朝一門ほか多くの噺家さんにネタを提供していますなあ。
ネタは『さくらんぼ(江戸落語相当:あたま山)』。
あまりにも現実離れした噺の内容に、雀々さん曰く「(客席の)6列目以降のみなさんもついてきて下さいよ〜」。
この噺、聴くのは初めてではなかったのですが、噺にのめり込み過ぎて、最後のこれまたとても考えられない結末に最前列で観賞していた私は「そんな訳ないやろ・・・」と小さな声で思わず口から出てしまったの雀々さん聞こえたかどうかはわかりませんが、雀々さん曰く「『そんな訳ないやろ』とお思いのかたもおられるでしょうが、ついてきてね」で笑いをとっておられました。
真冬ですが、額に汗しての高座でした。

2時間弱で終わりましたが、たっぷり愉しめました。
ワッハホールのロビーでは米朝事務所のかたが出演者のCD・DVD、著書を販売。
終演後は雀々さんも現れ、自著の『必死のパッチ』を売っておられました。

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リンク:
枚方〜ワッハで明日加西@雀々うだうだ
寄席三味線 内海英華
わっはばっくやーど@桂吉弥のブログ・だいたい毎日日記
東西落語特選 さくらんぼ



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