20080308花園-120080308花園-2


2019年のラグビーワールドカップ(W杯)の開催地に日本が決まりましたが、発表された会場を見ると、「近鉄花園ラグビー場」が入っていませんでした。
関西では、大阪長居スタジアム(長居陸上競技場)と神戸のホームズスタジアムが選ばれました。
「花園」を日本ラグビーの聖地だと思っていたので、今回の開催会場リストから漏れたのは残念でした。

会場に選ばれなかった理由として「照明塔がない」があると思います。

JRFU(日本ラグビーフットボール協会)お膝元の秩父宮ラグビー場は早々に設けられましたが、民営の「近鉄花園ラグビー場」に設けられていません。
これがプロスポーツの会場で収益が見込まれるのなら設けられたのでしょうが、アマチュアスポーツのラグビーの会場で維持の為に年間1億近い赤字を出しているのに、その上「照明塔を設けてくれ」というのは難しい話やと思います。
というか、あれほどの設備を一民間企業がもっているのは、今のご時世で奇跡に近いと思います。

普通、年間1億近い赤字を収益の見込めない事業につぎ込んでいると、おそらく株主が黙ってないだろうと思います。経営者側も重視し、コストカットに対象になっていただろうと思います。
マンションかゴルフ練習場に替わってしまうだろうと思います。

そうならなかったのは、近鉄が長年ラグビーに注力してきて、近鉄のアイデンティティのひとつになっているからだと思います。

ただ今の近鉄はラグビーに力を入れてくれているけど、収益が出ていない事業をいつまで面倒見てくれるのか、心配です。
もし近鉄が「花園」を手放してしまったら。。。。

かつては関西の民鉄はプロ野球球団と球場をもっていたけど、いずれも手放してしまいました。
今まで当たり前のようにあったものが全てなくなってしまった。
(利潤の追求が第一義の)民間企業がもっている以上、収益が上がらなければ、いつ手放されるかわからないのです。
私は聖地「花園」を手放してほしくないです。

本来なら「花園」はJRFUが保有して、命名権などで施設維持のためのスポンサー収入を得る形が筋やと思います。
それでもってJRFUが主体となって設備の整備を行う。

ただ、JRFUが「花園」を単なる貸し施設という認識しかなさそうなのが残念です。「花園」があったから、これまで多くのラガーマンを全国に輩出していたんやないですか?
JRFUのトップのみなさんは、その「花園」を維持してきた近鉄に足向けて寝られないはずですが。


リンク:近鉄花園ラグビー場@近鉄