0b9ecd8f.jpg8日土曜日の夜は、NGKなんばグランド花月での「桂文珍独演会(88文珍デー)」へ。
NGKができる前の旧なんば花月時代から毎年8月8日に開かれている会。

この日はNGKが「お盆」のため昼間の通常興行が3回公演。そのため、夜7時半の開演。
大阪の落語会で夜7時を回ってからの開演は珍しい。

それでも満員ぎっしり。
文珍さんの会は女性(それも年配者)が多くて、もちろんこの日も。

この日の演目は以下の通り。

ちりとてちん』桂楽珍
天王寺詣り』桂文珍
片棒』柳亭市馬
風呂敷』桂文珍
(中入り)
そこつ長屋』桂文珍

三味線:内海英華
鳴り物:林家うさぎ、月亭八天
舞台番:林家市楼

下座担当は花花寄席ブログより引用。
でも笛はリアルタイムで八天さんであることがわかりました。
巧かったからね。さすが笛の名手。

開口は楽珍さん。
マクラで自著の宣伝をした後『ちりとてちん』へ。
持ち時間15分の中にサゲまでいわなければならないので、途中は巧く編集されていました。
でもなかなか客席は温もらず。笑いが弾けるまでには至らなかったです。

楽珍さん退いた後、文珍さん登場。
マクラでは時事ネタも含まれ・・・現在、某自称ネタは鉄板だな(笑)
長めに振られてて、徐々に客席が温もってきました。
文珍さんは「前座(の楽珍さん)が客席を温めてもらわんと。(楽珍さんの)エピソードは他の人間には負けてないけど、肝心の落語にはそれが出ててない」旨の辛辣なコメント。
師匠五代目文枝さんの十八番『天王寺詣り』は、独自の解釈を入れられていたけど、あまりよくわからなかった。本筋も変わってないし。大阪以外のかたにも分かりやすく変えられているようには感じましたが。

文珍さんの後は、東京からゲストの柳亭市馬(りゅうてい・いちば)さん。
マクラでは大相撲の呼び出しの模写を披露。市馬さんの美声がNGKの場内に響き渡る。
これを聴けただけでもこの会に言った価値あり(微笑)
ネタは『片棒』。先代小さん門下だそうですが、声の質や語り口は圓楽さんに近いなあ。
この噺の中で歌声を披露する場面があったんですが、落語の台詞回しだけでなく、歌声のほうもハリがあり通る美声やったです。めちゃファンになりそう(微笑)
文珍さんは『片棒』を指名して招いたそうですが、その理由は歌声を聴いて、なるほどよくわかりました(笑)

文珍さんの2席目は江戸落語の古典『風呂敷』を。
初めて聴く噺なので、元の江戸版はよく知らないのですが、文珍さんの噺になっていました。
この日の秀逸。何回聴いてもおもろいと思う。

中入り明けて、文珍さんの3席目は『そこつ長屋』。
こちらもあまり聴いたことがない噺。・・・かなり前(私が10歳代の頃)に立川談志さん口演分『粗忽長屋』をラジオで聴いたことがあったなあ。
あの頃(10歳代)は噺の筋がシュールすぎて、理解できてなかったなあ(苦笑)
で、文珍さんの口演は、台詞が上方(かみがた)の言葉になってないところもあって・・・・今後、改良されるでしょうね。

午後9時40分ごろ終演。
開演時間が早ければ、もう少し長い噺が聴けたかな?と思うと、その点は心残り。

関連リンク:
桂文珍独演会@花花寄席日記
MASARUのブログ:桂文珍インタビュー@日曜落語なみはや亭(本公演に関してのインタビューについての投稿)

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楽珍さんが出された本は以下です。
私は買うて読んでないので、内容について責任はもてません(笑)

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