2日金曜日の夜は梅田茶屋町「シアター・ドラマシティ」での「朝日東西名人会」へ。
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この日のシアター・ドラマシティはチケットは「完売」であったが、実際の会場は、わずかながら空席が見られた。やはり、トリ予定だった立川談志さんの休演があった為か?

あと、混雑していた為もあって、たにっちさんに挨拶できず。
次の機会で。

この日の演目は以下の通り。

宿屋町』桂吉坊
青菜』林家彦いち
質屋蔵』六代目笑福亭松喬
(中入り)
貧乏神』(小佐田定雄・作)林家染二
『ねすみ穴』立川談春(立川談志代演)

三味線:内海英華
鳴り物:林家うさぎ
笛:笑福亭喬若

午後6時半の開演。

開口は吉坊さん。
マクラはお約束の「おいくつですか?」ネタ(笑)
吉坊さん童顔やけど、年齢は結構・・・・。
ネタは上方落語の旅ネタのひとつ『宿屋町』を。
女性の「ケツ」を表現する下りでは「師匠から習った通り」を何回も口に。表現のしかたによってはリアルに見られたくないために、そう云っているのか?

2番手は東京から林家彦いちさん。初めて生の高座を聴くかたです。
マクラでは、学校落語でのエピソードから、新大阪駅からこの日の会場まで移動するタクシー車内での出来事を振って、客席から爆笑を誘っていました。
ネタは『青菜』。江戸落語版の『青菜』は初めて聴くけれど、もともとの噺なのか彼の工夫が大いに入っているのかがわからなかたですが、場内を爆笑で大いに沸かせていました。
台詞回しは江戸落語なれど、笑いのテイストは寧ろ大阪か?(笑)後に出てこられた松喬さんも同じ指摘をされていました。
噺っぷりはセンスの良さを感じました。
この日の秀逸のその1。
もっと大阪に来てもらいたいです。

中トリは松喬(しょきょう)さん。
ネタは『質屋蔵』という質屋の蔵に住む幽霊の噺。さすがの一席。
それにちなんでマクラでは「質屋」でのエピソードを。現在では、持ちものを大切に管理してもらうために「質屋」を利用するという考えは思いつかなかったです(笑)

中入り明けは染二さん。今回が13回目となる「朝日東西・・」は3回目の出演という。
ネタは小佐田定雄さん作の『貧乏神』。
この噺は小佐田さんが枝雀さんの為に拵えて、先日のNHKの「かんさい想い出シアター」でも枝雀さんのビデオが放映されたばっかりでしたが、枝雀さんと比べませんが、染二さんも貧乏紙の哀しさ、おかしさを見事に表現されていました。困り顔も様になっていました。
因みに染二さんも彦いちさんも同じ「林家」ですが、別々の一門です。

トリは談志さんの代演で談志さん門下の談春(だんしゅん)さん。
登場されたとき、客席の灯りが落とされたのは噺を集中させる意図か?
マクラも手短く『ねずみ穴』を。
以前、千日前ワッハホールでの「赤めだか」出版記念の落語会で聴いた一席を思い出しました。
そのときも力演でしたが、今回も、声の張り、間合い、噺の進めかた、なにもかもすばらしかったです。
それと、この噺のサゲ(オチ)は「夢は五臓の疲れ(土蔵の疲れ)」ですが、少しイメージしずらいです。それを談春さんはマクラでそれに因んだ噺をさりげなく加えられていました。
それも含めて、この日の2つめの秀逸でした。
談志さんが病気療養のため、こられなかった残念ですが、代演の談春さんがすばらしいパフォーマンスを見せられたことに満足して、会場を後にしました。

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リンク:
第13回 朝日東西名人会 10月2日(金) - りんりん亭りん吉 - 楽天ブログ
立川談春Official Homepage
笑福亭松喬Official Home Page
林家染二オフィシャル・ページ
hikoichi.com(林家彦いちさんのホームページ)
kichibox 桂吉坊公式サイト

(2017.10.28 23:21追記)
松喬さんの名前に「六代目」を付記しました。

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