
以下、ネタバレ。
午後8時からのレイトショー上映。
3時間を越える作品なので、都心の映画館では仕事帰りの会社員向けに午後7時台が最終上映となるので、レイトショー上映が設定されていないところばかりです。
作品は山崎豊子氏の同名の小説が原作。
豪華キャストに迫力ある映像で、途中、インターミッション(休憩)を挟んだが、最後までダレなかった。
出演者は渡辺謙さんは直球勝負やったし、ヒールな役どころだった三浦友和さんは、悪党ずらだけでなく内面の部分も好演されてました。
他には木村多江さんに色気があったり(笑)、桂南光さんが登場されていたけど、せりふ回しがとても「落語」であったり(笑)突っ込みどころがあったけど、癌で亡くなった山田辰夫さんも出てて、とても頬がこけていたなあ。この作品が遺作だそうで。
細かいこといえば、迫力ある映像の中で航空機が出てくるシーンは安っぽかった。
航空会社の不正を追及する内容からして、航空会社の協力が得られないかったので仕方がなかったのでしょうが、もう少しなんとかならなかったもんか。
作品の中でもパンフレッドでもキネマ旬報でも思い切り「この作品はフィクション」て唄ってたけど、出てくる航空会社はどうみてもJALなんだけど。航空会社や登場人物は別名で、航空機事故の山は「御巣鷹山」と実名なのは矛盾を感じるのですが。
小説で発表された作品がなかなか映像化できなかったのは、JALがとても力をもっていたからやろうなあ。作品が映画化され、公開されたのは、JALに抑える力がなくなったってことかなあと思います。
現在、民主党によって再生が図られるかどうかのJALですが、いっぺん解体したほうがええと思う。
そうなるとJALのマイレージはだめになってしまうかもしれないけど、交通産業としての第一義はなんなのかということを詰めると、社員のモラル低下は避けないとアカンて。
リンク:映画『沈まぬ太陽』公式サイト
3時間を越える作品なので、都心の映画館では仕事帰りの会社員向けに午後7時台が最終上映となるので、レイトショー上映が設定されていないところばかりです。
作品は山崎豊子氏の同名の小説が原作。
豪華キャストに迫力ある映像で、途中、インターミッション(休憩)を挟んだが、最後までダレなかった。
出演者は渡辺謙さんは直球勝負やったし、ヒールな役どころだった三浦友和さんは、悪党ずらだけでなく内面の部分も好演されてました。
他には木村多江さんに色気があったり(笑)、桂南光さんが登場されていたけど、せりふ回しがとても「落語」であったり(笑)突っ込みどころがあったけど、癌で亡くなった山田辰夫さんも出てて、とても頬がこけていたなあ。この作品が遺作だそうで。
細かいこといえば、迫力ある映像の中で航空機が出てくるシーンは安っぽかった。
航空会社の不正を追及する内容からして、航空会社の協力が得られないかったので仕方がなかったのでしょうが、もう少しなんとかならなかったもんか。
作品の中でもパンフレッドでもキネマ旬報でも思い切り「この作品はフィクション」て唄ってたけど、出てくる航空会社はどうみてもJALなんだけど。航空会社や登場人物は別名で、航空機事故の山は「御巣鷹山」と実名なのは矛盾を感じるのですが。
小説で発表された作品がなかなか映像化できなかったのは、JALがとても力をもっていたからやろうなあ。作品が映画化され、公開されたのは、JALに抑える力がなくなったってことかなあと思います。
現在、民主党によって再生が図られるかどうかのJALですが、いっぺん解体したほうがええと思う。
そうなるとJALのマイレージはだめになってしまうかもしれないけど、交通産業としての第一義はなんなのかということを詰めると、社員のモラル低下は避けないとアカンて。
リンク:映画『沈まぬ太陽』公式サイト
以前に貴兄にこの小説の映画化の話をした事がありましたが、ご存知無かったのに、興味を持たれたと言う事ですね。
色んな方のレビューを読み、この映画自体の賛否両論があるとは思います。
特に小説は単行本五刊の超大作ですから、三時間そこそこの映画では表現しきれないのは止むを得ないでしょう。
機会があれば読まれる事をお勧め致します。
元々、週刊新潮に長期連載されたこの作品は、ご存知のようにJALの内部の話ですが、連載期間中は機内ではこの週刊誌は置かなかったとの事です。
山崎豊子氏は白い巨塔が大阪大学医学部、不毛地帯は伊藤忠商事と様々な巨大な組織での闇の部分を暴いた力作が多いですね。
外からの圧力を相当かけられたのは疑う余地の無い所です。
ところで、私も日本航空は一旦解体した方が良いと思います。
私達の血税を企業年金の穴埋めに使われるのは絶対に許せません!