【映画】『大阪ハムレット』森下裕美：原作 : MASARUのブログ

先日、映画『大阪ハムレット』のDVDを入手し、拝見しました。
＃以下、ネタバレ含有。

この作品は、森下裕美（ひろみ）さん原作の同名漫画が原作。
私は、この漫画を以前に読みました。
大阪の下町を舞台にしたさまざまな家庭の複雑な環境が描かれていました。
ユーモアもあるけれど、心の琴線に触れるところが多々あり、不覚にも涙腺が溢れんばかりになり、通勤電車で読むのをやめ、帰宅し読んだ記憶があります。

映画化されたのは、単行本第１巻に収録された３つの家庭での少年たちの物語。
映画版では、少年たちは「久保さん家の３兄弟」にまとめられてました。

３兄弟役では末っ子役の子が際立っていたなあ。先が楽しみな役者さんになるかと思いましたが。
しかし映画版のスチール見ると、彼は女の子しか見えへんがなあ。

映画版ではオリジナルのエピソードも挿入されてて、ユーモアもあって、原作とは別に愉しめました。３兄弟の母親役は松坂慶子さんが「好演」していました。バイタリティあふれるお母さんやったですなあ。モテモテぶりは映画版オリジナルやったなあ。
長男が恋する教育実習生（原作では地元高校の教師）を加藤夏希さんが演じていましたが、（東北出身という彼女に）無理に関西出身の設定にする必要ないのんと違うかなあと思いました。
大阪弁の台詞回しがリアリティに欠けたからですが。

あと、間寛平さんが３兄弟の父親役を演じてて、映画版だけ見てると違和感感じていると思われているかたもおられるかもしれませんが、原作の漫画を見ると、その違和感がなくなると思います。
漫画で描かれている父親の顔が寛平さんそっくりやからです（笑）

映画化されるという話は前にチェックしていたのですが、いろいろ都合が重なり、公開中は映画館へ行けずじまいでした。
先日、知人からの「おすすめメール」を頂戴して、DVDを入手したのですが、借りてよかったです。

リンク：
・映画『大阪ハムレット』オフィシャルサイト
・「大阪ハムレット」の森下裕美さん＠読売新聞

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