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12日土曜日の夜は、天満天神繁昌亭での鉄道マニアである桂梅團治さんと桂しん吉さんの二人会「『鉄』の世界」へ。
「鉄道」をテーマにした趣味な落語会。
開演早く前から会場に到着。
「鉄道」をテーマにした落語会ということもあり、普段とは明らかに違う客層でした(笑)

開演前の客席には鉄道、列車、旅行をテーマにした歌謡曲がBGMでかかっていました。
『いい日旅立ち』山口百恵、『心の旅』チューリップ、などなど。

この日の演目は以下の通り。
通常の落語会のスタイルの前半と、「鉄」の話題を前面にした後半の二部構成。

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〜趣味の演芸〜
饅頭怖い』桂雀太
みかん屋』桂しん吉
禁酒関所』桂梅團治
(中入り)
〜本気の鉄〜
漫談 代走みつくに(ゲスト)
鉄道新作落語『若旦那とワイラとエクスプレス』(初演)桂しん吉
鉄道新作落語『シャッターチャンス』(初演)桂梅團治
本気の鉄道スライドショー 梅團治・しん吉・代走みつくに 
抽選会

三味線:勝正子

午後6時半の開演。

開口は雀太さん。異様な客層を前にした雀太さんは「僕は”堅気”ですので」。
噺は好き嫌いをテーマにした『饅頭怖い』を途中まで。

しん吉さんはマクラでは「トワイライトエクスプレス」に仕事で乗車したエピソードを。
サロンカーに特設の高座が設けられ、3席口演したという。
長時間乗車する列車なので、乗客を愉しませる余興が必要なようですね。
本編は『みかん屋』。スジの良さはさすが吉朝門下を感じさせたけど、サゲ(オチ)で言葉が詰まったのは痛恨。

梅團治さんは『禁酒関所』。水カステーラ(酒)が出てくる噺ですけど、汚物が出てくる終盤のリアルな表現が苦手で。今回の梅團治さん含めて噺家さんの表現が巧くて、とてもリアルだからですが。別の噺にしてほしかったです。

中入りはさんで。本気の鉄。

ゲストの代走みつくにさんは通天閣劇場で出番が一緒になった梅團治さんのご推薦。
梅團治さん曰く「繁昌亭昼席」で拝めないシュール過ぎる藝でした。
私は大丈夫でしたが(笑)、オーソドックスな藝を好むかたは怒って帰っちゃうんやないかな?
みつくにさんも鉄道を趣味にもっておられるようですが、それなら「日本橋」は「にほんばし」でなく「にっぽんばし」と云わなアカンわなあ。

みつくにさんの後は、鉄道に関しての新作落語。
しん吉さんは「乗り鉄」をテーマにした噺。
噺の組み立て方とか口跡が「米朝一門やなあ」と感じました。
ディテールに関してもマニアからの突っ込みに十分対応されていたと思います(微笑)

梅團治さんは「撮り鉄」をテーマにした噺。
導入は『愛宕山』をベースにされたかと思いましたが、その後は自身の経験談・失敗談がベースになっているよう。

両師とも新作(しかも初演)だったようですが、ようできた噺やと思いました。
ただ鉄道に興味のない観客が多い他の落語会では口演されないでしょうね。

そしてスライドショー。
繁昌亭にはスライドが舞台天井に格納されてて、それが下りてきてのスライドが上映されました。
映し出されたのは「撮り鉄」梅團治さん父子撮影の鉄道写真。
蒸気機関車が地方ローカル線の車両など。蒸気機関車は躍動感たっぷり。
その時期に咲いていた花畑もバックに綺麗に撮られてました。どの写真も珠玉!
まさに本気の「鉄」でした。

最後は鉄道写真が掲載された卓上カレンダーの抽選会。
80人近く配られたんじゃないかな?
私は外れました。

終演は午後9時半前でした。
この会は毎年この時期に開かれています。
来年もあるかと思います。
落語には興味がない「鉄」のかたにも愉しんでもらえると思います(微笑)

リンク:
桂梅團治・かつら小梅の梅満会(うめまんかい)(梅團治さん撮影の鉄道写真が掲載されています)
しん吉くん色々と大変ねえ。