images2003年公開の『ジョゼと虎と魚たち』をDVDで観ました。
以下、ネタバレ含有。
この作品は以前深夜の地上波で放映されてて、ちらっと観た程度。
そんときは池脇千鶴さんが大阪弁にしてはエライ年寄りな言葉遣いやったのが強い印象でした。

んで、何でDVD観ようと思ったのは、いくつかあるんですが、そのひとつが上野樹里さんが出演してて、初期の頃の作品だという。
この作品では彼女は女子大学生の役で出ていましたが、犬童一心監督曰く、彼女は当時17歳だという。彼女のベッドシーンがあったのだが、「完全ガード」だったのは彼女が実年齢が17歳ということもあったからやろうね(笑)
云われてみれば大学生にしては「おぼこい」(うぶな)の表情やったなあ。偽善的な役どころで、後(のち)の『スウィングガールズ』の主人公とは演じ分けができてて、好演。

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主演は前述の池脇千鶴さんと妻夫木聡さんでした。
ともに20歳代ということらしいですが、妻夫木さんは今とあまり替わらんな印象でした。

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池脇さん演ずるのは「ジョゼ」という名の足の不自由で特異な個性をもったキャラクターでした。
彼女の劇中でのエライ年寄りな言葉遣いは、おばあちゃん(実の祖母かどうかは不明だった)ひとりによって育てられたことによったようで。学校に行ってたら、同世代の言葉になるからね。

この作品は田辺聖子氏の短編小説が原作なようで。
不思議な感じの作品やったなあ。
フランス映画みているようだった。

ラスト(最後)は切なかったなあ。
私自身の若いときのいやなことも思い出してしまったが(苦笑)
ただ、女のほうが強いなあと。

舞台は大阪という設定で、小道具に大丸や近鉄百貨店、551蓬莱の紙袋まで出していたのに。ロケした街が大阪の雰囲気というか匂いが出てないんです。坂があったりね。大阪は坂のあるとこ少ないから。あと大きな川の土手を主演の2人が駆ける画面があるんですが、川を挟んで対面に平行に高速道路が走っているのが見えてて「思い切り荒川やん」と(笑)。他にドライブコースに選ばれたのは湾岸道だったり・・・大阪でロケ出来へんかったか?(笑)

DVDで観たんですが、設定により、主演の2人と犬童監督による「副音声」解説を本編を鑑賞しながら愉しむようになっていました。副音声では時の状況や種あかしをしながら、ざっくばらんにトークが進行しました。
最初に本編だけ見て、2回目以降に副音声解説を聞きながら鑑賞すると、とても愉しめると思います。

リンク:
・ジョゼと虎と魚たち
http://jozeetora.com/

(2010.3.22 23:47追記)
林家染二さんもこの作品のDVDをご覧になってブログに感想を挙げられています。
山梨県での公演の帰りに電車でご覧になられたようで。

染二さんは田辺聖子さんの原作小説も読まれたようで。
私も読んでみようかと思います。

リンク:せつないなぁ@よしだくん日記