21日日曜日の午後は、田辺寄席の昼席へ。
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開演ぎりぎり前に到着。
既に文太さんの「開口0番」が始まっていました。
この回の「開口0番」は「覗き絡繰(からくり)」について。

この回の演目は以下の通り。

開口0番〜文太の前噺〜 桂文太
みかん屋』笑福亭喬介
亀佐』笑福亭円笑
厩火事』桂文太
(中入り)
相撲場風景』笑福亭瓶吾
『お直し』笑福亭円笑
抽選会 文太・喬介

三味線:花登益子

トップバッターの喬介さんはマクラもそこそこに『みかん屋』。
ちょっと噛み噛みな箇所あり。惜しい。

続くは円笑さん。元々「猿笑」という名前だったけど、同じ読みで「円笑」と字を変えられています。
元々東京の出身で、年いってから松鶴さんに入門されたので、かなり年配なのに、年下の兄弟子・鶴瓶さんなどからは「円笑」と呼び捨て。上下関係の厳しい世界だから仕方がないのだけど、なんとなく違和感が(笑)
長い目にマクラを振られ、途中『強情灸』をダイジェスト的に口演された後『亀佐』へ。
この噺、以前所蔵の米朝さんCD(特選!米朝落語全集)で聴いたことがあるけど、噺の内容は詳しく憶えてない(汗)
この噺口演するのは稽古をつけてもらった米朝さんと円笑さんだけだという。
なぜ口演する人がいないのか?
米朝さん曰く「おもろないからや」。

噺のほうは、円笑さんは上方で唯一江戸落語を口演する噺家として、江戸の言葉に直されて口演されました。

因みにお灸は大阪では「灸(やいと)」と云うのですが、私の両親がお灸をしていなかったこともあって、お灸自体があまり馴染みがないこともあり、感情移入がなかなかやったです。
定席ができ、噺家の数が増える中で、いろいろな噺を高座にのせなければならないのだろうから、これからもっと珍しい噺が聴けるやろうな。米朝さんが掘り起こした噺がそのまま埋もれてしまう可能性が無きにしもあらずってところが。

中トリは文太さんで『厩火事(うまやかじ)』。
久しぶり(といっても2ヶ月ぶりだけど)軽妙な文太さんの語りを愉しみました。

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中入りは15分ほど。
中庭でお茶菓子が振る舞われました。
この日の大阪が朝に黄砂が町中を多い、濃霧がと思うほどでしたが、この時間には黄砂が消え、青空が出ていました。ただ気圧配置の関係からか、風はきつかったですが。

中入り明けて、瓶吾さんが登場。
マクラでは宿泊した北陸の温泉地のホテルでのバイキングレストランでのエピソードを披露されました。その出来は秀逸やったなあ。
何回聴いても笑えると思う。
噺のほうは『相撲場風景』。マクラはおもろかったんですが、この噺は下ネタ(糞尿もの)で想像したくなかったというのがあり、真剣に聴きませんでした。すいません。

トリは円笑さんで『お直し』。
初めて聴く噺。江戸落語のようで、廓の端のほうで強引な商売をする夫婦の話。
ううむ。感情移入ができなかった(苦笑)

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今回で、この会場の名称が変わるそうな。
4月以降、会場が大阪市の管理下から離れるため、名称も変わるそうな。
「大阪市立」を外しただけの「阿倍野青年センター」でいいのではないのでしょうか?
いつまでも「心は青年の気持ち」でという意味でも。

リンク:
田辺寄席
落語「お直し」の舞台を歩く@落語の舞台を歩く(私設サイト)