28日水曜日の夜は、なんばグランド花月での「第1回上方落語まつりinミナミ」のオープニング落語会へ。
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今年始まった「上方落語まつりinミナミ」の第1回。
4月28〜30日の3日間に、吉本、松竹芸能、米朝事務所所属の落語家のほぼ全て(笑)がミナミの各劇場や、新世界「動楽亭」、鶴橋「雀のおやど」に出演する落語のイベントです。
毎秋に上方落語協会主催の「彦八まつり」はあるけれど、興行主体の上方落語の大きなイベントはこれが初めてやと思います。
これまで落語には冷遇だった吉本が動いたことが今回のイベント開催になったんかな?

この会の演目は以下の通り。

時うどん』林家花丸
子ほめ』桂宗助
『アルカトラズ病院』桂小春團治
子は鎹(かすがい)』桂ざこば
(中入り)
口上(桂米朝、桂福團治、笑福亭仁鶴、桂ざこば、林家染丸 
司会:桂吉弥)
『ヘイ!マスター』桂文珍
壺算』笑福亭仁鶴

トップバッターは林家花丸さんで『時うどん』。
事前に時の数え方を説明された後に本編へ。
キャリア20年近い花丸さんは話っぷりはメリハリついてたし、かつ落語が初心なかたでも分かりやすくイメージしやすいように話のところどころを工夫されているのがよくわかりました。トップバッターでありながら、会場をよく沸かせておられました。
今度は「88文珍デー」の前座に出てほしいなあ。

続いては米朝一門の宗助さんで『子ほめ』。
NGKの2階席にもよく通る声(もちろんスピーカー通してだが)にそして米朝直系の品のよさが伝わる。

小春團治さんは松竹の所属。宗助さんとともに、NGKは初登場なんでしょうが、小春團治ワールド展開してたなあ。
個人的には仁智さんと小春團治さんの笑いは私のツボに嵌ることが多くて。
『アルカトラズ病院』は初めて聴く噺ではなかったですが、おもろかった。尿瓶の酒って『矢橋船』を思い出すのだけども、この噺では尿瓶の中は尿じゃなかったけども。

ざこばさんは奥さんネタそこそこに『子は鎹』へ。
さすがの一席。
その噺に入る前に「鎹(かすがい)」の現物をもってきて披露しておられたけど、大きな会場のNGKで見せられても2階席からは見えず。

中入り明けは記念口上。
以下の通りに並ばれていました。

吉弥(司会)、染丸、仁鶴、春團治、米朝、福團治、ざこば

脚が悪いはずの米朝さんも正座されていたのには驚きましたが、染丸さんの口上が終わり、ざこばさんの口上の最中に、脚に痺れをきらした米朝さんは体勢を崩されました。それを見たざこばさんは直ぐに指示。舞台袖から見台が運び込まれ、米朝さんはそれに体を預けられたんですが、それでも体勢を崩すと、またざこばさんの指示で舞台袖から椅子が運び込まれ、米朝さんは一門の若手に抱えられながら、椅子に座られました。
会場は爆笑の渦でしたが、そのへんの手際のええこと。
あとに出られた文珍さんは「絶妙の間合いやった」と云うておられました。

みなさん、口上でええことを云うてはったと思いますけど、忘れてしまいました。

文珍さんは『ヘイ!マスター』。CDにも収録されていますが、初めて聴く噺でした。中身としては『時うどん』の英語落語版。
途中マニアックなくすぐりを入れてはったけど、そりゃわからんやろうな。「てい!」と云われて「ミヤ蝶美・蝶子」を思い出すのはかなりのマニアックやからな。

トリは仁鶴さん。『壺算』やったけど、とぼけた味がええ感じやった。だれることなく最後まで愉しめました。

21時すぎに終演。

リンク:
第1回 上方落語まつりinミナミ
笑いの祭典“波乱の幕開け”NGKで上方落語まつり@スポニチ

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