ee053254.jpg昨晩、落語観賞に訪れたNGKなんばグランド花月で「よしもと落語の世界」というムック本を購入しました。
この本は吉本興業初の落語ガイド本という売り文句。
吉本幹部クラスの「笑福亭仁鶴×町田康(作家)」「桂三枝×桂文珍」の対談のほか、所属の噺家さんに関してのコラムや拘りなどが肩を凝らずに読める構成になっていました。
その中で目を引いたのは林家染丸さんのインタビュー。題は「よしもと落語の雑芸力」。戦後、東京と違い落語専門の寄席がなかった大阪では演芸場での漫才や諸芸との切磋琢磨の中、噺家は雑藝を身につけながら、自らの藝を高めていったという。それを実例交えておられたましたが古典『時うどん』の中に出てくる「あたり屋」「はずれ屋」が以前、花月でやってた「はなしか団地」という落語を題材にした噺家どうしの芝居の中で産まれたそうです。知らなかった。
以前「吉本は落語に冷遇」と書いたけど、上方落語は冷遇されながらも逞しく育まれてきたってことか。

巻末は吉本所属の噺家名鑑。
やまだりよこさん著の『上方落語家名鑑』と違うのは、一門別でなく藝歴順で並んでいること。トップから松之助、仁鶴、染丸、三枝の順(敬称略)
名鑑では噺家各々の拘りについてのコメントがあって、その中で笑福亭仁智さんが触れられたのは「近鉄バファローズ」について。
仁智さん曰く「(近鉄球団の)解散以来おもちゃをとりあげられた子供状態」には同感。ほんま今でも喪失感あるし、毎日一喜一憂できる人がうらやましい。

よしもと落語の世界
出版社:ワニブックス (2010/4/28発売)
ISBN-10:4847019083
ISBN-13:978-4847019081
価格:本体1333円+税。

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