cf8a8ed6.jpgある知人から水木しげるさんの戦記物『総員玉砕せよ!』の文庫本を借り、読了しました。
以下、ネタバレ含有。
漫画家・水木しげるさんが太平洋戦争中に一兵卒としてラバウルに送られたときの体験をもとに描かれた戦記物(フィクション)で、一兵卒の立場から見ての戦争の悲惨さが描かれていました。

戦地に赴いても敵との接触がほとんどなく、あるのはゲリラなど見えない敵との撃ち合いやジャングルの上から機銃掃射を行う敵機から逃げるぐらいで。あとは上官に押しつけられる厳しい重労働に日々追われる毎日で、とても視野が狭くなっている。
そんな中で冷静な判断ができている訳がない。まともな戦闘にならない訳で。

作品の後半は凄惨過ぎて、読み進むのがなかなかでしたが、作品全体としては上官もいわゆるステレオタイプでなく、ユーモラスに人間的に描かれていた。それはあくまで見てきたこと、体験したきたことをありのままに伝えることを目的にしているからなんだろうか?

書名:総員玉砕せよ!
出版社:講談社(講談社文庫)
著者:水木しげる
ISBNコード:9784061859937

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総員玉砕せよ! (講談社文庫)
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