３日土曜日はセレッソ大阪がホームスタジアムとするため改造を行った大阪市長居球技場（８月より「KINCHOスタジアム」）の内覧会へ行ってきました。
「内覧会」というと、一般向けのお披露目ではなく、マスメディアや協議関係者が招待されて行われるものですが、今回はセレッソ大阪の話題を書いているブログ投稿者（ブロガー）が対象。
「ブロガー向け」といえば、新製品のモニターにブロガーが使われてて、そのモニターした結果をブログに発表してもらうというのを見ますが、サッカー関連では初めての試みでは？
日頃利用してもらうであろうセレッソ系ブロガーに実際にスタジアムを見てもらって、そのレポート、感想をブログに書いてもらうというのは、ある意味てっとり早い方法ではあるけれど、リスクも高い訳で。みなクラブ側の意図を汲み取って書いてくれる面々ばかりではないやろし（笑）
15時から２時間の予定で事前申し込み制（氏名、メアド、ブログのURLを添える）でした。
会場へ着いて時間まではフィールド内を見学させていただきました。
アメフト観戦で何度も訪れている会場ですが、フィールド内に降りるのは初めてでした。
その後、開始時刻になり、スタンド内の会議室で説明会が始まりました。
まずセレッソのスタッフ（育成部兼広報部部長の宮本氏）のかたにより、今回のホームスタジアム移転の趣旨の説明があり、その後、場内を一周して変更点、改造点を実際に見学。最後に自由に質疑応答するというプログラムが組まれていました。
まず今回のホームスタジアム移転の趣旨や球技場の改造点をプロジェクターを使って説明。その後質疑応答がありました。
セレッソのホームゲームは、これまで長居陸上競技場（長居スタジアム）を使ってきたけど、陸上トラックがあるために、ピッチが遠く迫力もって愉しめなかった現状。今までの長居陸上よりは「ダウンサイジング」になるが、サッカーの本質に対して多くの観客を満足させることができるのではないかと。
今後のホームゲーム開催は「KINCHOスタジアム」で行い、ガンバ戦やレッズ戦など多くの観客動員が見込めるゲームは長居陸上を使うそうです。ただガンバ戦は大阪ダービーだからこそ「ホームスタジアムでやったほうがいいのでは？」という意見も一部であったことを明らかにされていました。
説明と質疑応答の後、フィールドに出て場内一周。宮本さんにより改造点の説明がありました。
長居球技場は様々な競技に使えるようフィールド内は広くとられていたので、サッカーを臨場感をもって愉しめるよう、今までのピッチをメインスタンドに寄せて（ピッチとスタンドの間隔は8.5m）、ピッチが遠くなったバックスタンド側に「芝かぶり席」（常設）が設けられていました。
芝かぶり席への入場は長居陸上と同じく、バックスタンドの前を通って入場するようになってました。なお「芝かぶり席」とピッチの間は7m。Jリーグの規定ではぎりぎりの間隔だそうです。
バックスタンドはかつては長イスでしたが、個席に替わってました。背もたれがない、甲子園球場の外野スタンドで見られる左右の幅が狭いものでしたので、狭さを理由に臨席のかたとは喧嘩せんように（微笑）
下の画像は私の座席（カテゴリー４）から。私の席の２列後ろが最後列ですが、ピッチ近いです。
バックスタンドは現状より後ろに増設はしないそうです。
後ろのスペースが余裕がない為で（バックスタンド後方のJR阪和線のかつての線路部分は現状駐輪場だか何れ道路になると別の場所で聞いたことがあります）、それもあって「芝かぶり席」にしたそうです。
バックスタンドへの入場は両端からの２カ所。
南側（臨南寺寄り）はアウエーサポーター席になるので、バックスタンドの観客の大半は鶴ヶ丘寄りの入り口からの出入りになります。
実際はゴール裏席の後ろを廻ってバックスタンドに入るコースになるそうです。ゴール裏立ち見席の観客とは導線は分けるそうですが、それでも入出時は通路は混雑することでしょう。
その導線沿いに仮設トイレが設置されるそうです。
鶴ヶ丘駅寄り（北側）のかつてのインゴールエリアには、常設で立ち見席が数段設けられてました。
立ち見席は現状数段しかありませんが、将来的には後ろに増設したい考えだそうです。最後列の壁は防音壁で増設の際はその防音壁も最後方にずらすのだそうです。
立ち見席は縦に通路が多く設けられていました。この通路に旗を置いてほしいそうです。日立柏サッカー場のようにネットがないので、旗をピッチ内に出さないでほしいとのと、ボールがダイレクトに飛び込んで危険があるので、試合中のボールがどこに動いているのは注意してほしい旨の話をされていました。
立ち見席後方の防音壁の壁面には横断幕を貼る為のフックが備わっているそうです。因みにセレッソ側ゴール裏席は年間パスポートのみで今季は既に「完売」。
立ち見席からゴールラインまでは8.5m。ゴールラインから5mでLED広告看板が設置されるので、思い切り至近に感じるんやないかと思います。
下画像の芝生上の黄色いキャップがコーナーキックの位置で、その延長上にゴールラインがあり、ゴールが置かれます。広告看板まで5mとはほんとぎりぎりやと思います。
LED看板と立ち見席の間は報道カメラマンさんが陣取られるそうです。
旗で突いたらあかんで（笑）
下画像のLED看板はゴールラインいっぱいに隙間無く設置されるそうです。
立ち見席スタンドの裏側はこんな感じです。
左側にあるブースには売店が入ります。
ピッチ上にはラグビーやアメリカンフットボールで使用するゴールポストを差し込む穴が設けられていました。セレッソがホームスタジアムとした後もこの会場はアメフトのXリーグなどが使用する予定です。
バックスタンドのトイレは両端にあります。
現在両端に男女別のトイレがありますが、これを全て個室トイレに改造し、女性用として使用するそうです。会場は屋根がないので、雨天下で女性を長い時間待たせるよりは、全て女性用にしたほうがいいと判断されたそうです。回転が早い男性は仮設（大、小とも）で対応するとのこと。仮設トイレはすべて水洗式で排出物は既存のマンホールに流すよう工事するそうです。
それでもトイレの数が足らないので、メインスタンドのトイレを使えるよう半券での再入場を可能にできるよう検討しているそうです。
売店はセレッソ側はゴール裏立ち見席の後ろに設ける話になっていました。（アウエー側は未確認。おそらくかつての売店ブースがあったのそれを利用するのかと思います）。あと、長居陸上でもやってた「フードコート」をメインスタンド前で開くそうです。「フードコート」をチケット入場エリア外に設ける為に、半券再入場を可能にするそうです。
缶ビールは今まで通りバックスタンドで販売されることでしょう（未確認）個人的には、ゲームが途切れないサッカーやラグビーの試合中にビールを販売されるのはゲームへの集中が削がれるのですが・・・。まあ自分自身も注文することあるけども（笑）
アウエーゴール裏席は既存の芝生席を利用します。セレッソゴール裏寄りにピッチを寄せた為、遠いです。計ってませんが30mほど離れていたと思います。こちらで観戦予定のアウエーファンのみなさんはピッチが遠いことをご留意下さい。
（下画像１枚目の芝生上に黄色いキャップが置かれている地点がコーナーキックの位置です。）
それがイヤなら値段の高いメインスタンド席で観戦していただければ嬉しいです。セレッソ営業部に成り代わり感謝申し上げます（笑）
バックスタンドもゴール裏席もともになんですが、ピッチとスタンドを大きく区切る柵はありません。これはセレッソのファンはおとなしくこれまで大きなトラブルが起こしてないのがあるそうです（宮本さんは別の表現をしていたが）。サッカーの本質を追究するなら、柵はないほうがいいと思いました。KINCHOスタジアムに来られる皆さんは試合後、変なトラブルを起こさずにスタジアムを後にしてほしいもんです。警備が過剰になるとせっかくの醍醐味も味わえなくなりますから。
バックスタンド後方の大型ビジョンがカラー表示。
映像の表示も可能で、Xリーグ観戦時はリプレーが放映されていました。
ただそれらを動かすシステムは古いのだそうです。
メインスタンドはアメフト観戦で何度もここで見ていますが、高く聳えているので眺望が良いです（笑）。傾斜がきつくピッチ上を俯瞰で拝めます。
この日は雨が降っていたので、どのへんまで濡れるかよくわかりました。前から30列まではポンチョは必要やと思います。
その他のエリアのかたは傘差しての観戦はご遠慮下さい。
あと雨天だとコンクリートがちょっとスリッピーになります。雨天での歩行の際はご注意下さい。
あとメインスタンド後方の記者席や放送ブースも中に入れてもらいました。放送ブースは３室ありました。うち１室が「Nagai.fm」になるのかな？
増設後の「KINCHOスタジアム」のキャパは25,000人ほどになるそうですが、実際に売れない席（メインスタンドでの柱より後ろの席はデッドラインになるから）があるので実際の観客数は20,000人弱になるそうです。
新スタジアムの名前「KINCHOスタジアム」のLED看板がメインスタンドの屋根にJR阪和線車内から見えるように設置されるそうです。法令で（スタジアムへの）看板の設置が出来ないそうですが、施設名なら構わないそうです。「KINCHO」の後の「スタジアム」を小さく書くのは「KINCHO」を強調したいから（笑）
あと今回の命名権（ネーミングライツ）売却は大阪市の施設では初めてのケースで、その仕組みを役所内で作ることから始めなければならなかったという裏話もされていました。
場内一周、自由観覧の後、会議室での質疑応答でした。
質疑応答は前述してない点について触れます。
現在、長居陸上での試合時に放送されているミニFM放送「NAGAI.FM」（78.5MHz）は送信アンテナを移設するかどうか週明けに決まるそうです。１本20m間隔でアンテナを設置しているそうです。20mしか電波を飛ばせないので長居陸上にアンテナを置いたままで、球技場方面には電波が届かないそうです。
移設するとしても長居陸上での９月のサンフレッチェ戦以降になるそうです。
メインスタンドの中で漏水の箇所があり、それを補修する話もでていました。
この日は雨天だったこともあり、屋根の重要性を感じた内覧会でした。
屋根の重要性はクラブ側も考えているそうです。
ただ現状の資金力を考えると全てはできない。屋根を設けるためには例えば、照明設備も一からやり直さなければならなくなるから、コストが半端無くふくれるという（実際の額が示されなかった）
その為、現状の資金力で出来ることの優先順位をつけた。その点を留意して下さい、旨のことを仰ってました。
あと、セレッソを中心としたサッカー文化を旨のことを醸成させたいことを仰っていました。私もこのスタジアムを基にそうなればと思います。
それにしても、梅田に（たった数試合のＷ杯の為に）スタジアムを建設するよりは常設のこちらの改造に注力できないんですか？と大阪市にいいたくなります。
リンク：「88お引っ越し」プロジェクトスタート＠セレッソ大阪公式サイト
おまけ
この内覧会と同じ時間に香川真司選手が雑誌の取材にこの球技場に訪れたようで、一部の参加者が取材に応じている彼の姿を拝めたようです。
（2010.7.6 22:53追記）
一部、語句を訂正しました。
「ブロガー向け」といえば、新製品のモニターにブロガーが使われてて、そのモニターした結果をブログに発表してもらうというのを見ますが、サッカー関連では初めての試みでは？
日頃利用してもらうであろうセレッソ系ブロガーに実際にスタジアムを見てもらって、そのレポート、感想をブログに書いてもらうというのは、ある意味てっとり早い方法ではあるけれど、リスクも高い訳で。みなクラブ側の意図を汲み取って書いてくれる面々ばかりではないやろし（笑）
15時から２時間の予定で事前申し込み制（氏名、メアド、ブログのURLを添える）でした。
会場へ着いて時間まではフィールド内を見学させていただきました。
アメフト観戦で何度も訪れている会場ですが、フィールド内に降りるのは初めてでした。
その後、開始時刻になり、スタンド内の会議室で説明会が始まりました。
まずセレッソのスタッフ（育成部兼広報部部長の宮本氏）のかたにより、今回のホームスタジアム移転の趣旨の説明があり、その後、場内を一周して変更点、改造点を実際に見学。最後に自由に質疑応答するというプログラムが組まれていました。
まず今回のホームスタジアム移転の趣旨や球技場の改造点をプロジェクターを使って説明。その後質疑応答がありました。
セレッソのホームゲームは、これまで長居陸上競技場（長居スタジアム）を使ってきたけど、陸上トラックがあるために、ピッチが遠く迫力もって愉しめなかった現状。今までの長居陸上よりは「ダウンサイジング」になるが、サッカーの本質に対して多くの観客を満足させることができるのではないかと。
今後のホームゲーム開催は「KINCHOスタジアム」で行い、ガンバ戦やレッズ戦など多くの観客動員が見込めるゲームは長居陸上を使うそうです。ただガンバ戦は大阪ダービーだからこそ「ホームスタジアムでやったほうがいいのでは？」という意見も一部であったことを明らかにされていました。
説明と質疑応答の後、フィールドに出て場内一周。宮本さんにより改造点の説明がありました。
長居球技場は様々な競技に使えるようフィールド内は広くとられていたので、サッカーを臨場感をもって愉しめるよう、今までのピッチをメインスタンドに寄せて（ピッチとスタンドの間隔は8.5m）、ピッチが遠くなったバックスタンド側に「芝かぶり席」（常設）が設けられていました。
芝かぶり席への入場は長居陸上と同じく、バックスタンドの前を通って入場するようになってました。なお「芝かぶり席」とピッチの間は7m。Jリーグの規定ではぎりぎりの間隔だそうです。
バックスタンドはかつては長イスでしたが、個席に替わってました。背もたれがない、甲子園球場の外野スタンドで見られる左右の幅が狭いものでしたので、狭さを理由に臨席のかたとは喧嘩せんように（微笑）
下の画像は私の座席（カテゴリー４）から。私の席の２列後ろが最後列ですが、ピッチ近いです。
バックスタンドは現状より後ろに増設はしないそうです。
後ろのスペースが余裕がない為で（バックスタンド後方のJR阪和線のかつての線路部分は現状駐輪場だか何れ道路になると別の場所で聞いたことがあります）、それもあって「芝かぶり席」にしたそうです。
バックスタンドへの入場は両端からの２カ所。
南側（臨南寺寄り）はアウエーサポーター席になるので、バックスタンドの観客の大半は鶴ヶ丘寄りの入り口からの出入りになります。
実際はゴール裏席の後ろを廻ってバックスタンドに入るコースになるそうです。ゴール裏立ち見席の観客とは導線は分けるそうですが、それでも入出時は通路は混雑することでしょう。
その導線沿いに仮設トイレが設置されるそうです。
鶴ヶ丘駅寄り（北側）のかつてのインゴールエリアには、常設で立ち見席が数段設けられてました。
立ち見席は現状数段しかありませんが、将来的には後ろに増設したい考えだそうです。最後列の壁は防音壁で増設の際はその防音壁も最後方にずらすのだそうです。
立ち見席は縦に通路が多く設けられていました。この通路に旗を置いてほしいそうです。日立柏サッカー場のようにネットがないので、旗をピッチ内に出さないでほしいとのと、ボールがダイレクトに飛び込んで危険があるので、試合中のボールがどこに動いているのは注意してほしい旨の話をされていました。
立ち見席後方の防音壁の壁面には横断幕を貼る為のフックが備わっているそうです。因みにセレッソ側ゴール裏席は年間パスポートのみで今季は既に「完売」。
立ち見席からゴールラインまでは8.5m。ゴールラインから5mでLED広告看板が設置されるので、思い切り至近に感じるんやないかと思います。
下画像の芝生上の黄色いキャップがコーナーキックの位置で、その延長上にゴールラインがあり、ゴールが置かれます。広告看板まで5mとはほんとぎりぎりやと思います。
LED看板と立ち見席の間は報道カメラマンさんが陣取られるそうです。
旗で突いたらあかんで（笑）
下画像のLED看板はゴールラインいっぱいに隙間無く設置されるそうです。
立ち見席スタンドの裏側はこんな感じです。
左側にあるブースには売店が入ります。
ピッチ上にはラグビーやアメリカンフットボールで使用するゴールポストを差し込む穴が設けられていました。セレッソがホームスタジアムとした後もこの会場はアメフトのXリーグなどが使用する予定です。
バックスタンドのトイレは両端にあります。
現在両端に男女別のトイレがありますが、これを全て個室トイレに改造し、女性用として使用するそうです。会場は屋根がないので、雨天下で女性を長い時間待たせるよりは、全て女性用にしたほうがいいと判断されたそうです。回転が早い男性は仮設（大、小とも）で対応するとのこと。仮設トイレはすべて水洗式で排出物は既存のマンホールに流すよう工事するそうです。
それでもトイレの数が足らないので、メインスタンドのトイレを使えるよう半券での再入場を可能にできるよう検討しているそうです。
売店はセレッソ側はゴール裏立ち見席の後ろに設ける話になっていました。（アウエー側は未確認。おそらくかつての売店ブースがあったのそれを利用するのかと思います）。あと、長居陸上でもやってた「フードコート」をメインスタンド前で開くそうです。「フードコート」をチケット入場エリア外に設ける為に、半券再入場を可能にするそうです。
缶ビールは今まで通りバックスタンドで販売されることでしょう（未確認）個人的には、ゲームが途切れないサッカーやラグビーの試合中にビールを販売されるのはゲームへの集中が削がれるのですが・・・。まあ自分自身も注文することあるけども（笑）
アウエーゴール裏席は既存の芝生席を利用します。セレッソゴール裏寄りにピッチを寄せた為、遠いです。計ってませんが30mほど離れていたと思います。こちらで観戦予定のアウエーファンのみなさんはピッチが遠いことをご留意下さい。
（下画像１枚目の芝生上に黄色いキャップが置かれている地点がコーナーキックの位置です。）
それがイヤなら値段の高いメインスタンド席で観戦していただければ嬉しいです。セレッソ営業部に成り代わり感謝申し上げます（笑）
バックスタンドもゴール裏席もともになんですが、ピッチとスタンドを大きく区切る柵はありません。これはセレッソのファンはおとなしくこれまで大きなトラブルが起こしてないのがあるそうです（宮本さんは別の表現をしていたが）。サッカーの本質を追究するなら、柵はないほうがいいと思いました。KINCHOスタジアムに来られる皆さんは試合後、変なトラブルを起こさずにスタジアムを後にしてほしいもんです。警備が過剰になるとせっかくの醍醐味も味わえなくなりますから。
バックスタンド後方の大型ビジョンがカラー表示。
映像の表示も可能で、Xリーグ観戦時はリプレーが放映されていました。
ただそれらを動かすシステムは古いのだそうです。
メインスタンドはアメフト観戦で何度もここで見ていますが、高く聳えているので眺望が良いです（笑）。傾斜がきつくピッチ上を俯瞰で拝めます。
この日は雨が降っていたので、どのへんまで濡れるかよくわかりました。前から30列まではポンチョは必要やと思います。
その他のエリアのかたは傘差しての観戦はご遠慮下さい。
あと雨天だとコンクリートがちょっとスリッピーになります。雨天での歩行の際はご注意下さい。
あとメインスタンド後方の記者席や放送ブースも中に入れてもらいました。放送ブースは３室ありました。うち１室が「Nagai.fm」になるのかな？
増設後の「KINCHOスタジアム」のキャパは25,000人ほどになるそうですが、実際に売れない席（メインスタンドでの柱より後ろの席はデッドラインになるから）があるので実際の観客数は20,000人弱になるそうです。
新スタジアムの名前「KINCHOスタジアム」のLED看板がメインスタンドの屋根にJR阪和線車内から見えるように設置されるそうです。法令で（スタジアムへの）看板の設置が出来ないそうですが、施設名なら構わないそうです。「KINCHO」の後の「スタジアム」を小さく書くのは「KINCHO」を強調したいから（笑）
あと今回の命名権（ネーミングライツ）売却は大阪市の施設では初めてのケースで、その仕組みを役所内で作ることから始めなければならなかったという裏話もされていました。
場内一周、自由観覧の後、会議室での質疑応答でした。
質疑応答は前述してない点について触れます。
現在、長居陸上での試合時に放送されているミニFM放送「NAGAI.FM」（78.5MHz）は送信アンテナを移設するかどうか週明けに決まるそうです。１本20m間隔でアンテナを設置しているそうです。20mしか電波を飛ばせないので長居陸上にアンテナを置いたままで、球技場方面には電波が届かないそうです。
移設するとしても長居陸上での９月のサンフレッチェ戦以降になるそうです。
メインスタンドの中で漏水の箇所があり、それを補修する話もでていました。
この日は雨天だったこともあり、屋根の重要性を感じた内覧会でした。
屋根の重要性はクラブ側も考えているそうです。
ただ現状の資金力を考えると全てはできない。屋根を設けるためには例えば、照明設備も一からやり直さなければならなくなるから、コストが半端無くふくれるという（実際の額が示されなかった）
その為、現状の資金力で出来ることの優先順位をつけた。その点を留意して下さい、旨のことを仰ってました。
あと、セレッソを中心としたサッカー文化を旨のことを醸成させたいことを仰っていました。私もこのスタジアムを基にそうなればと思います。
それにしても、梅田に（たった数試合のＷ杯の為に）スタジアムを建設するよりは常設のこちらの改造に注力できないんですか？と大阪市にいいたくなります。
リンク：「88お引っ越し」プロジェクトスタート＠セレッソ大阪公式サイト
おまけ
この内覧会と同じ時間に香川真司選手が雑誌の取材にこの球技場に訪れたようで、一部の参加者が取材に応じている彼の姿を拝めたようです。
（2010.7.6 22:53追記）
一部、語句を訂正しました。
トップリーグなのでバックスタンドも開放されるでしょうが、ゴール裏の立ち見席も開放されるかな？
あそこで観たら、ラグビーも迫力満点かと（微笑）