25日土曜日の夜は、神戸文化ホール・中ホール(神戸・大倉山)での「東西落語名人選」の夜の部へ。
第36回東西落語名人選(夜の部)

ホムスタからJRで移動。JR神戸駅から山側へ5分ちょっと歩くと、会場に到着します。

会場の横に神戸市営地下鉄の大倉山駅があります。

会場はほぼ完売でした。
ここは以前「こぶ平改め九代目林家正蔵襲名披露」の公演に来て以来。毎年この時期に東西交流の落語会をやっている会場です。

この日の演目は以下の通り。
喜久蔵さん以外は、東西大御所クラス。
東に関しては2つの協会の会長さんが揃っての出演でした。

『唖の釣り(おしのつり)』林家木久蔵
住吉駕籠』月亭八方
つる』桂歌丸(落語芸術協会会長)
祝いのし』三代目桂春團治
(仲入り)
掛け取り』林家染丸
馬の田楽』柳家小三治(落語協会会長)

三味線:内海英華、林家和女
鳴り物:桂阿か枝、林家染左、笑福亭喬介
お茶子:足利智実

開口は二代目林家木久蔵さん。
「きくお」だった彼がお父さんから「木久蔵」の名前を譲り受け、襲名。お父さんは「木久翁」に。ダブル襲名が話題になりました。
彼の高座を生で聴くのは初めてでした。
全体的に早口でテンポもいいのだけど、舌が回らないのか?ちょっと聞き取りづらい場面が多々。
噺自体は演題からして放送に乗りづらい。
上方では桂吉朝さんが『昆陽の御池(こやのおいけ)』という題に変えられて口演されています。

2人目は月亭八方さん。
マクラではイタリア旅行でのエピソードを。
例の「楽屋ニュース」の口調で。あとほかの話題もあって長めに。
噺のほうは『住吉駕籠』。
噺に入る前に大阪から住吉を結ぶ住吉街道(紀州街道)の説明をされてた。神戸のかたにとっては大阪の南の地理はわかりづらいでしょうしね。

歌丸さんは『つる』。
上方で前座がよく演じている『つる』ですが東京でもやっているのですね。
登場人物の設定は多少変わっているけど、ベースは上方のと同じでした。
丁寧に語られて判りやすかった。流石の一席でした。

中トリは春團治さんの『祝いのし』をたっぷり。

仲入りは10分。会場外の自動販売機に飲料水を買いに走る。
舞台は緞帳が下りないままでした。

仲入り


仲入り明けて、染丸さん。
暮れの噺『掛け取り』を。
東京の噺家さんも出演している会なので、上方らしくハメモノ(お囃子)も入る賑やかな噺にしようということになったのだと思います。噺の中に、お芝居入りますけど、浄瑠璃や歌舞伎見て無くても愉しめます。
あと染丸さんの『掛け取り』は借金の取り立てに面々に「豊竹屋」がいるんですね。古典の『豊竹屋』がスピンオフ(派生)の噺になるのか?と(笑)

トリは小三治さん。目当ての一人でした。
マクラは長めにあれこれ、とりとめない感じ。まったり。
そして噺は『馬の田楽』をたっぷり。
小三治さんの風貌や話しっぷりが噺にあってて、この人この噺やな。
この噺、上方落語版もあるんですが、この噺は田舎言葉が似合うと思います。

午後9時前の終演。


神戸文化ホール・中ホールの緞帳は会場すぐ近くであった「一ノ谷」の合戦が描かれているのですね。熊谷次郎直実と平敦盛の話ですが、歌舞伎にも出てくる有名な話ですね。

神戸文化ホール・中ホールの緞帳


リンク:神戸文化ホール

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