18日土曜日の夜は、桃ヶ池公園市民活動センターでの「田辺寄席」の夜席へ。
第554回田辺寄席

「田辺寄席」に行くのは半年ぶり(前回は、サッカーW杯の日本×オランダ戦の日だったことを憶えているので)。受付で田辺寄席世話人会の大久保さんから「久しぶりですね」と声をかけられました。
そして大久保さんから、桂文太さんの途中失明のことを教えてもらいました。そのニュース関連からか、日頃見掛けないスーツ姿の男性(記者さん?)やカメラマンさんをみかけました。

今月は、来年で入門40周年となる文太さんをはじめ、桂雀三郎さん、桂春駒さん、笑福亭仁智さんの4師が揃って登場。そのため、今月は土日昼夜2回興行という力の入れっぷりです。これだけのメンバーで会員料金一席あたり900円はお得感たっぷりです(微笑)

この回の演目は以下の通り。

「開口0番:文太の前はなし」桂文太
初天神』桂雀五郎
『G&G』(小佐田定雄:作)桂雀三郎
『十三の渡し綺談』桂文太
(仲入り)
『お忘れ物承り所』(桂三枝:作)桂春駒
二番煎じ』桂雀三郎
抽選会 文太・雀五郎

三味線:花登益子

文太さんの開口0番の後、トップバッターの雀五郎さんが登場。
『初天神』の子供を好演。会場を結構沸かしてた。

雀三郎さんの一席目は小佐田定雄さん作の『G&G』。
おじいちゃんがロックバンドをやる噺。
「歌手」でもある雀三郎さん、実際にギターを出して、熱唱までした。当然巧い。狡いなあ(笑)
年配層が多い田辺寄席の客席を沸かし、最後「ファイアー」コールさせてました。流石”本職”であります(笑)
因みに、3年前の「大銀座落語祭」でこの噺を聴いたみのさんは「泉昌之『ジジメタル・ジャケット』とクリソツ」と云うてましたが、確かに。おそらく小佐田さん、ベースにしたんでしょう(笑)

中トリの文太さんの『十三の渡し綺談』は初めて聴く噺でしたが、文太さん曰く「贋作」と読んでいる江戸落語からの移入もので、元は江戸落語『佃祭』がベースな噺でした。
ただ「佃」をそのまま使うことはできないので、『池田の猪買い』とかでも登場する能勢街道「十三の渡し」が使われたのだと思います。
東京(江戸)の佃島のルーツは摂津の佃村(今の大阪市西淀川区佃)なんで、落語という形で何百年たってから大阪に「先祖帰り」したとは云えないかな?(汗)
噺は上方落語かと間違えるほど。すっかり上方ものでした。
上方の若いかたも文太さんから稽古つけてもらって、口演してほしいなあ。

仲入りは15分ほど。

中庭で毎年師走席恒例の「田辺大根汁」が振る舞われました。
田辺大根汁


世話人さんのかたにより、毎年の師走席で観客全員に振る舞われています。今年は土日4席あるので、かける4か。世話人会の大久保さんは「これに賭けてる」と仰ってた。
あっさりした出汁に田辺大根たっぷり。旨かった。
ぬくもりました。
ごちそうさまでした。

仲入り開けて、春駒さん登場。
三枝さん作の『お忘れ物承り所』へ。細かいクスグリ多いのは三枝さんの作品らしく。
春駒さんの承り所を訪れる酔客が好演というかリアルで(失礼)愉しめました。

雀三郎さんの二席目は古典の『二番煎じ』。
この噺でも雀三郎さんの熱唱が披露されました。
まったくもって狡いであります(笑)
そして鍋の旨そうなこと。酒。これを聴いていた時点は晩飯を済ませてなかったので(田辺大根汁は頂戴しましたが)、空腹に堪えました(笑)

最後は抽選会。春團治師のカレンダーは欲しかったなあ(汗)
それと文太さんの弄りにも動じない雀五郎さん。マイペースやなあ。

午後8時半すぎに終演。
田辺寄席の提灯


リンク:田辺寄席

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雀三郎の落語 その3
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(2010.12.19 10:21追記)
漫画『ジジメタル・ジャケット』の著者は「泉昌之」という泉晴紀、久住昌之両氏による漫画家コンビでした。

(2010.12.19 10:27追記)
「桃ヶ池公園市民活動センター」はJR阪和線南田辺駅が最寄り。天王寺駅から阪和線の普通列車(各駅停車)に乗って2駅目。
地下鉄谷町線田辺駅からも徒歩7分ほどで辿れます。梅田からはこちらのほうが便利ええと思います。
車の場合は、会場近くにタイムズなどコイン駐車場が散在しています。料金は30分あたり200円くらいです。

リンク:タイムズ駐車場検索