昨年12月25日に、大阪は馬場町のNHK大阪ホールで「立川談春独演会」があり、それに行ってきました。
NHK大阪ホール入口立川談春独演会ポスター
もともと、26日オンリーの公演予定で、予定が合わなくて断念していたのですが、前日の25日に追加公演が発表され、先行予約でチケットを獲りました。
当日会場が入っているNHK大阪放送会館を訪れると、ホールへ向かうエスカレータに長い列ができていました。ここはNHKの落語番組の公開収録があるのですが、私自身は公開収録に行ったことがなかったので、このホールに入るのも、今回が2回目でした。
会場に入る案内も不案内(入場待ちの列の最後がどこか判りづらかったり)で判りづらかったです。

会場はコンサートなどの公演がよく催されていますが、観客用のクロークやコインロッカーが用意されていませんでした。真冬だとみなさん大きなコートなど上着を着てくるので、それを脱いでおいて置く場所がないのがつらかったです。みなさん膝の上に載せていたことと思います。

2階席、3階席となるNHK大阪ホールなので、高座の上には大きなスクリーンが吊られていました。公演中は談春さんの高座の模様が映し出され、演者の表情が小さくしか見えない上階の観客にも談春さんの表情が判りやすく拝めるよう配慮がなされていました。それはフェスティバルホールの会でも行われていましたのと同じ配慮がされたのでしょう。

午後4時半からの開演。
演目は以下の通り。

長短』立川談春
『桑名舟(上方落語相当:兵庫船)』立川談春
(仲入り)
『芝浜』立川談春

談春さんの会では前座は出さないのですな。
これより1年前の2009年12月のシアター・ドラマシティでの会でも前座は出なかった。談春さん曰く「アウェイ大阪の会に前座は出せない」旨のことを云っていたような。

談春さんは開口一番。某・歌舞伎役者の暴行ネタの噺から入りました。それでは、客の心をちょっとツカミそこねていましたが、そこからいろいろ噺を振って、会場の雰囲気を掴まれたようでした。
談春さん自身「大阪はアウェイ」を意識されているようですが、私自身はそない意識せんでもと思いますが。

長めにマクラ(もちろん競艇ネタもあり(笑))を振られた後、噺に入られました。一席目『長短』はポピュラーな噺なんでしょうが、不勉強な私には聞き慣れない噺でした(汗)。演題は仲入り休憩の途中に公演スタッフのかたに確認しました。ホールの暖房がよく効いてて、私は睡魔に襲われました。不覚でした。仲入り休憩時に羽織っていたものを脱いで、薄着で『芝浜』を拝聴しました。

2席目の『桑名舟』も睡魔に襲われながらの拝聴でしたが、威勢のいええ船頭さんの雰囲気がたっぷりなのがわかりました。

仲入りは15分ほど。

仲入り終わると、談春さん登場でいきなり噺に入られました。
みなさん期待の『芝浜』でした。この2日前に東京のよみうりホールで師匠の立川談志さんが同じ『芝浜』を公演されたようで。
両方、生で聴かれたかたもいたんじゃないかな? 今回の大阪の公演は土日だし、東京からの「遠征」もしやすいでしょうから。

噺は魚屋の夫が芝浜で財布を拾うシーンは省かれ、帰宅してから女房に説明するシーンから。噺は夫婦のやりとりに重点におかれてた。それも噺のポイントをきっちり抑えて、演じられてた。
それと女房がとっても艶っぽかったです。以前、みのさんが「立川流の中で談春は珍しく艶っぽい演技ができる」旨のことをいっていたけど、本当にその通りやと思いました。
この日のNHK大阪ホールの会場は、かなりの年配層(男女とも)が結構きてました。もしかして、フェスで盛況だったことを聴いて、今回初めて談春さんの会に訪れたのもしれない客が多かったんじゃないかな? 談春さんの好演に心揺さぶられたってかた多かったんじゃないかと思いました。
そして(テレビに余り出ない)談春さんが「アウェイ大阪」で着実にファンを増やしていかはるやろと思います。
プログラム


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