19日土曜日の夕方は、桃ヶ池公園市民活動センターでの「田辺寄席」弥生席の夜席へ。
第563回田辺寄席

開演だいたい1時間くらい前の午後5時ごろに会場に到着。

今回は先月の「田辺寄席」での抽選会でペア券を当ててもらったので、それを使いました。当初は私の家族に渡そうを思っていたのですが、都合でいけなくなって、私と、恐らくお越しであろうゆうさんに使っていただこうと事前に連絡し、早めに云ったのですが、要領が判らず(開演1時間も前に田辺寄席の会場に来たことがなかった)、中に入ってみると、既に入場待ちのお客さんがおられ、中庭にゆうさんご夫妻と田辺寄席世話人会の大久保さんが話をされていました。

今月の「寄合酒」は通常と違った編集内容で、大久保さんの手書きの一文が添えられていました。それには強い”決心”が書かれてあって、それを読んで非常にショックだったのですが、先般の震災があり、思いとどまれたので、よかったです。
大久保さんは長らく「田辺寄席」を面倒みておられた。今後は「世話人会」は若い人を主体にバックで支援することになるのだろうか・・・どちらにしても大久保さんはいてもらわなアカン人なんで。

・・・菊地さんもほっとされていると思う。あちらから「まだまだ来たらアカン」と云うてはると思います。

開演して入りは少ないかなと思いましたが、開演近くになると世話人会さんが用意されていたパイプ椅子はほぼ埋まってました。

この回の演目は以下の通り。

「開口0番」文太の前噺 桂文太
兵庫船』林家染吉
宗論』林家花丸
『居残り佐平次』桂文太
(仲入り)
天災』林家染弥
千両みかん』林家花丸
抽選会 文太・染吉

文太さんの「開口0番」は「尻取り」について。

トップバッターは染吉さんで『兵庫船』。声量はしっかりしている。口跡も確か。それ以外はこれから身に付けていけばええんやろうね。

花丸さん登場。
一席目は『宗論』。元ネタはどんなんだったか?と思うほど、思い切り変わってました(笑)
普段はシュッとしている感じの花丸さんやけど、ネタに入ったときの起爆力は上方では一番やと思います。
マクラでは宝塚歌劇のロミオとジュリエットをパロってました。マクラ本編ともに秀逸でした。

因みに花丸さんは、以前宝塚歌劇で上方落語モノの芝居をかけたときに、出演するスタアさんに落語の稽古をつけられたようです。
林家花丸@月刊ワッハ2010年1月号


文太さんは江戸落語の移入もの(文太さん曰く「贋作」)で『居残り佐平次』。
この噺、上方で演じるのは文太さんくらいだと思います。
舞台は兵庫の福原。大坂で遊べなくなったので、福原まで遠征し、そこの居残る設定。
軽妙な語り口でリズムよく噺が進む。そして「ヨイショ!」がいい。
東京の立川流当たりで演じるのとは違う、文太さんならではの佐平次、大阪ではこちらのほうが「ええかっこし」でないし合うと思う。

仲入りは15分。

仲入り明けて染弥さんは『天災』。
登場する女性がなんとも艶っぽい。

花丸さんの二席目は『千両みかん』。
時候外れと断っておられたけど、暑くないのでやっぱり噺に感情移入できない。
花丸さん熱演であったんだけど・・・。

最後は抽選会。
当選者の住所と名前を読み上げるのは染吉さん。
事前に「カナを振っておいて下さい」と呼びかけたので、全てきちんと読むことができてました。人の名前って読みが難しいのがあるからね。

リンク:田辺寄席