14日土曜日は、大阪と奈良を結ぶ「暗越(くらがりごえ)奈良街道」の生駒山地にある「暗峠」を”攻めました”(笑)
暗峠への道路標識

「暗峠(くらがりとうげ)」は、大阪と奈良を最短距離で結ぶ旧街道「暗越奈良街道」の生駒山地の峠のこと。
暗越奈良街道と暗峠


「暗越奈良街道」とほぼ同じルートは現在は国道308号が指定されているのですが、東大阪の生駒山地地帯から奈良市までの殆どの区間は、道路の幅の狭さ、傾斜が急なことで、「酷道」と揶揄されている道です。
自動車でも峠越えはできないことはないのですが、前述の通り、通行が困難であることが予想されたのと、ゆっくり森林浴をしたい、そのほか健康増進(笑)など理由で徒歩での峠越えを決めました。

大阪市内から近鉄奈良線に乗り、「枚岡(ひらおか)」で下車。
近鉄枚岡駅近鉄枚岡駅駅舎


ここは以前、近鉄が主催した生駒山の初日の出登山で訪れたところ。そのときは「枚岡神社」をスタートし、生駒山で初日の出を拝んだのち、奈良側に下山するプラン。大阪側がやたら、傾斜がきつかったことを憶えています。

枚岡駅からは線路沿いに奈良側に進みました。
近鉄電車の線路沿い


しばらくすると、暗峠への入口を示す道路標識が見えてきました。
一方通行で進入禁止になっているのが国道308号です。
国道308号、暗峠への標識


自動車や二輪車は迂回をしなければならないようですが、私は徒歩なので、そのまま進入禁止区間に入ります。

入って早々いきなりの傾斜がきつかったです。
いきなり傾斜きつきつ


「近鉄奈良線」車内や「花園ラグビー場」のスタンドから生駒山を見ると、聳え立っているように見えるのですが、それは生駒山の大阪側がとても傾斜がきついからそう見えるからです。
好天の花園

(上記画像の正面に見える生駒山右側の鞍部が「暗峠」)

「阪奈道路」も大阪側が傾斜がきついので、くねくねしながら傾斜を上っていますな。ドライバーの技量試しなコース取りになってますが(笑)

傾斜のきつい道は幅も狭く、とても国道には見えませんでした。

しばらく進むと、見晴らしのよい場所へ。大阪平野が一望でした。
市街地から大阪平野が一望


夜景の隠れたスポットなんでしょう。
こんなきつくて、狭い道なのに、住宅が仰山構えてあるのは、この眺望の良さを気に入っているかたが多いからでしょう。

暫くすると、市街地から山岳地帯へ。
きつい


時々自動車がバイクとすれちがい、追い抜かされることがありました。この道路は生活道路で使っているかたがおられるようで。その車を避ける場所がないんですね。
前後に気を配って、車が来たなと思ったら、避けやすいところで待つのがベターかと思い、実際そうしました。

国道として一番傾斜のきつい箇所へ。
普通に上るだけでも滑りそうな角度のきついところ。
急勾配箇所-1急勾配箇所-2


そして、幅の一番狭いという箇所へ。
どっちが国道やねん?と間違いそうな。
左国道-1左国道-2


アスファルト舗装されているのが一般通行禁止になってて左側の滑り止め舗装されているのが「国道308号」。
最幅狭区間


後ろから前からやっている車をどう避けるかが大変でした。
側溝が深いので、嵌ると大変そうで(汗)

近鉄枚岡駅から1時間ちょっとで、「暗峠」に到着。
暗峠に到着(奈良方面)暗峠(大阪方面)


峠付近は石畳。江戸時代に管轄する大和の郡山藩により、敷設された歴史のあるもの。

私が峠越えを成功したとき、自家用車で峠越えに着た男性が写真を撮ってきていました。
その男性は他府県(大阪や奈良ではない)ナンバーの車で来ていたので、観光目当てだと思いました。
峠付近は狭く、その男性の車は離合(対向車とのスレ違い)に苦しんでました。

「暗峠」には一軒の茶屋(個人商店)があり、休んでいくことができます。
あと往時の本陣跡なる施設もありました。明治時代に鉄道が敷設、開通するまでは交通の要所だったことが伺えました。

「石畳」の峠を下り「信貴生駒スカイライン」のガードをくぐると、一路下り。
奈良側は傾斜が緩く、道も広い箇所が多かったです。
奈良側は緩くて道幅も広い奈良側は緩くて道幅も広い-2


それでも狭い箇所はあり、南生駒駅付近は車1台がやっと通れるほどの幅の狭さでした。
狭い箇所もある(奈良側)


生駒から王寺を竜田川沿いに結ぶ国道168号から南生駒駅付近(小瀬町だったか)で折れて、国道308号に入るのですが、道路標識は行き先を示さず、大型車通行禁止のマークが示されていました。
R168からR308への入口R168の標識


また道路標識の308号を示す道路の幅が微妙に細く描かれていました。
行き先を「大阪」なんて書いたら、”誤って”308号に入るドライバーがいてそうなので、書かないのでええと思います。

近鉄南生駒駅に到着。所要6km台。時間は2時間半くらいでした。
近鉄南生駒駅近鉄生駒線はワンマン


街道は、田植え最中の棚田や、沿道の住宅で植えられている躑躅の花が見頃だったり、そのほか、深緑が美しかったです。ひんやりしてさわやかな陽気だったので、最後まで快適にハイキングを愉しめました。難なのは車が来たときに避ける場所に難儀はします。
道路の舗装が悪いので、車での峠越えはお勧めしないです。側溝が結構深かったんで、よっぽど運転が巧くないと側溝に嵌ると、道路自体が通行不能になり、とんでもないことになるんで。

参考リンク:
暗峠 - WikiPedia
「国道の真髄を知る」国道308号 暗峠越え@
国道308号線 暗峠
恐怖の国道308号線、暗峠越え@語ってもよろしいか

いずれも自動車で「峠越え」したケースのリンクばかりです。
あと、「暗峠」について、Googleマップのストリートビューでも表示されます。Googleが暗越をしているとは思いませんでした(笑)

以下は、大阪側から車で「峠越え」をされたケースの動画です。かなり高所にカメラを設置され撮影されたようです。道路の狭さ、傾斜のきつさ。そして離合の難しさが非常によく解ります。




(2011.5.15 9:19追記)
上記、文章について、補記、修正しました。

上記コースは近鉄が設定しているハイキングコースのプランに入っています。
近鉄のコースは南生駒駅から奈良方面へR308号を進み、近鉄富雄駅まで往くルートになっています。

近鉄てくてくまっぷ(伊本-2) 暗峠・榁木峠越えコース|K's PLAZA