先月25日に封切られたシネマ歌舞伎『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく』を「なんばパークスシネマ」にて観賞。
シネマ歌舞伎「女殺油地獄」namba parks cinema



作品は2009年6月に行われた東京・歌舞伎座さよなら公演の同作品をシネマ歌舞伎化したもの。

「シネマ歌舞伎」自体を見るのは、今年公開されたドキュメンタリー作品『わが心の歌舞伎座』以来でした。歌舞伎の作品は「シネマ歌舞伎」化されたものを見るのは初めてでした。

主人公の与兵衛役が当たり役だった当時65歳の片岡仁左衛門さんが、演じるのが最後ということが話題になった作品でした。
シネマ歌舞伎になる前に、NHK教育テレビで「舞台中継」として放送され、さらに仁左衛門さんのインタビューも合わせて放送されました。私はビデオに収めていたのですが、まだ未見のままでした。

スクリーンで歌舞伎を見るのは初めてのことで、とても新鮮でした。
ただNHKのような「舞台中継」と違い、登場人物の紹介字幕が出ないです。映画作品だからエンドロールで表示するか字幕を出していないのでしょう。

さてお芝居の感想としては、仁左衛門さんの全身全霊の与兵衛に圧倒されました。
配役も絶妙で、殺しの場面は仁左衛門さんの実息の孝太郎さんとの親子共演です。孝太郎さんも素晴らしいのです。歌舞伎座の舞台にかかわらず、当時の大阪が再現されていると思いました。
ただシネマ歌舞伎は女役の老け顔も皺もバッチリ。細かい表情の変化など生の舞台では気付きずらいこともバッチリみえるのですが、見たくない場面もあってね(笑)。夢見させてほしいところも露わになってるのが。

最後の油まみえは、油じゃなく水まみれなんかな?

仁左衛門さんは一世一代といっていたので、若い役者で見てみたいなあ。愛之助さんの与兵衛、孝太郎さんのお吉。ええでしょうね。

リンク:
歌舞伎座さよなら公演六月大歌舞伎 片岡仁左衛門一世一代『女殺油地獄』への思い@歌舞伎美人(かぶきびと)(片岡仁左衛門さんへのインタビュー)
シネマ歌舞伎|松竹
快楽亭ブラックの出直しブログ 20090627



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