8日月曜日はNGKなんばグランド花月での「第29回吉例88桂文珍独演会」へ。
NGK吉本会館第29回吉例88桂文珍独演会

午後7時半開演ということで、かなり余裕もっての会場入り。
2階席で観賞。

演目は
半分雪』桂楽珍
『憧れの養老院』(自作)桂文珍
千早ふる』瀧川鯉昇
猿後家』桂文珍
(仲入り)
南京屋政談』桂文珍

開口は文珍門下筆頭弟子の楽珍さん。
高校時代に相撲部所属だった楽珍さんはマクラから相撲の話。愛息が角界入りしていたとは知りませんでした(既に廃業したようですが)
噺は力士が出てくる『半分雪』。

文珍さん登場。
万雷の拍手。
あれやこれやで客の様子をうかがいながらマクラを振る文珍さん。
長めにマクラを振られた後は自作の『憧れの養老院』。老人ホームに入れず生活に窮した老夫婦が銀行強盗に走る・・・これだけ聴くととても哀しいストーリーを想像してしまうのですが。可笑しくも哀しところもあり。
花月の通常公演でもこの噺を高座にかけているのでしょう。会場よく沸かしておられました。

ゲストは東京から瀧川鯉昇(たきがわ・りしょう)さん。
文珍さんはこの会のPRを兼ねてのインタビューで鯉昇さんについて「僕にはない藝をもっている」と化語っていたけど、確かに。
独特の間があって、徐々に花月のお客さんを引き込んでいくんです。私も徐々に鯉昇さんの笑いに引き込まれ、嵌りました(笑)
噺は『千早ふる』。思い切りアレンジされてた。ただ噺自体の起爆力に関しては、林家花丸さんのほうが凄かったかな。あちらはイタコが出てきたからね。

文珍さんの2席目は、師匠の五代目文枝さんの十八番である『猿後家』。
オーソドックスに演じられたようで。あまり笑いが少なかった。自身のテイストを入れるより、あくまで師匠のテイストでこの噺を演じることに重きを置いていたのと思いました。
ただ女性を演じさせれば五代目文枝さんは圧倒的に凄かったんで・・・。

仲入り明けて3席目は、『南京屋政談(なんきんやせいだん)』。江戸落語『唐獅子屋政談』の移入もので、おそらく、上方で口演するのがほぼ唯一な筈の桂福團治さんより稽古をつけてもらわはったのであろうと推測。
実際聴いてみると、すっかり文珍カラーの『南京屋政談』。じっくり聴かせて、涙・・・な福團治さんの語りと比べて、この噺、こんなに笑いが多かったか?と思うほど、細かい笑いを入れておられた。
最後はハッピーエンドでした。
この時勢だからこうゆう噺を選ばれたようで。今後全国ツアー公演で口演されることでしょう。

終演は午後10時を回りました。
1階席の最後列にカメラらしきものがあったが、この公演のを録音、録画していたかな?
1席目と3席目はCD化あるかな?と思いましたが。

リンク:瀧川鯉昇オフィシャルホームページ