18日日曜日は「田辺寄席」の昼席へ。
#カメラを忘れたので、この投稿に関して画像はありません(汗)
前月席での抽選で田辺寄席の「通し券(3席券)」を当選されたゆうさんから、1席分を譲っていただき、観賞することができました。
開演前にご夫妻にご挨拶できました。
ありがとうございました。

この日の演目は以下の通り。

「開口0番」〜文太の前噺〜 桂文太
桃太郎』露の雅
『立候補』(桂三枝・作)林家竹丸
『天神の杜』(江戸落語相当:水神)露の慎悟
(仲入り)
『そばのご隠居』(江戸落語相当:そば清)桂文太
算段の平兵衛』林家竹丸
抽選会 文太・雅

目が不自由な文太さんは杖を突かれての舞台に登場。
「開口0番」は「マジ」について。「マジ」は元々芸能界で使われていた言葉だったという。
それに因んだエピソードが紹介されてました。
あと、マジねたを如何にデフォルメするかについて紹介されていました。そちらのほうが興味深かったです。

トップバッターは女流の露の雅(みやび)さん。
『桃太郎』は師匠の都さん直伝が想像できたが、登場人物でる親と子の演じ分け(とくに前半)が曖昧でわかりづらかった。

二番手は、この日2席を受け持つ林家竹丸さんの1席目。
NHK記者からの転身である竹丸さんは15年のキャリアにしては年齢は”いっている”ほうなので、頭髪にはうっすら白髪らしいものが。
選挙応援にいったときのエピソードをマクラに、三枝さん作の『立候補』を。
三枝さんの噺は細かいクスグリが多いのだけども演者によっては、それが難しいハードルになるんじゃないかと感じました。
噺の後半は主人公の児童会長に立候補した小学生が竹丸さんの飄々とした感じに合っていたと思いました。

中トリは露の慎悟さん。40年以上キャリアをもつそうですが、初めて噺を聴くかたでした。
噺は六代目三遊亭圓生作の江戸落語『水神』を上方に移入しての『天神の杜』。
落語にカラスが出てくるのは如何にも江戸の噺ぽい。
一部、台詞が大阪の言葉に「変換しきれなかった」箇所が見られましたが(微笑)、じっくり聴かせていただきました。最後は哀しい結末だな。
「天満天神繁昌亭」が開場して5年。これからもっと江戸の名作が上方に移入されることになることでしょう。でも『目黒のさんま』だけはないかな?あの噺は共感が難しい。

仲入り休憩時は会場中庭でゆうさんとラグビーW杯に関して歓談。
中庭から望む「桃ヶ池」は水面が蓮の葉で埋め尽くされ、西日を受けていました。

仲入り明けて文太さん登場。
こちらも江戸落語の移入もので『そばのご隠居』という題がつけておられましたが、『そば清』のことです。ご隠居の軽妙に蕎麦をすするのが見てて楽しい。そば湯を飲むシーンも。
蕎麦が食べたくなる。
この噺聴いてて、ウワバミが出てくる辺りや考えオチが上方落語『蛇含草』に似ているなと思ったら、『そば清』自体が『蛇含草』がルーツだそうな。

トリは竹丸さんで『算段の平兵衛』。
登場人物がすべて「悪」という落語のエッセンス満載の大好きな噺であります。
しかし竹丸さんて、ほんと善人そうでね。悪の部分が物足りず…。チャレンジは買いたいが。

トリの後は抽選会でしたが、急な所用があり、この時点で会場を後にしました。

リンク:
田辺寄席
落語「水神」の舞台を歩く
落語「そば清」の舞台を歩く