27日日曜日は京都・上七軒(かみひちけん)歌舞練場での「桂こごろう改メ二代目桂南天襲名披露公演」へ。
桂南天襲名披露@上七軒歌舞練場
桂南光さん門下の桂こごろうさんが今年4月に「二代目桂南天」を襲名。当日の大阪サンケイホールブリーゼの昼夜での襲名披露興行は行けなかったが、この上七軒歌舞練場のチケットが獲れたので、愉しみに待っておりました。
それまで南天さんの会に行けていたのですが、この襲名披露があったので、この日まで待っておりました。
桂南天襲名披露@上七軒歌舞練場-2

上七軒は京都の北西、北野天満宮近くの花街。今出川七本松の「上七軒」交差点からは石畳が続き情緒たっぷり。
石畳

住宅が密集した中に、歌舞練場があります。
上七軒歌舞練場-1上七軒歌舞練場-2

入ると、上七軒の芸舞妓さんがチケットの半券切り。いつもの落語会と違い、プレミアム感たっぷり(笑)

趣きのある中庭。
中庭

この中庭では夏場は「ビアガーデン」が開かれ、芸舞妓さんが当番制でお相手してくれるようで。
さぞ、ビールが旨かろうと思います。
舞妓さんとBEER GARDEN

場内は歌舞練場らしい趣き。
客席-1客席-2

緞帳が梅なのは「上七軒」が北野の天神さんで開いた七軒の茶店に由来するからでしょう。
緞帳は梅


何年か前に改装したようで。
椅子は堅かったけど、前後がびっしりってほどはなく、ゆったり座れました。

会場で配られたプログラムの表紙に描かれた「南天」の木は南天さんの奥様が考案されたようで。
図画工作の先生だったそうです。
表紙の南天は奥様考案

この日の演目は以下の通り。

ご祝儀舞 上七軒芸舞妓
田楽喰い』桂佐ん吉
時うどん』桂吉弥
七段目』桂米團治
月並み丁稚』桂ざこば
(仲入り)
襲名披露口上
鹿政談』桂南光
青菜』こごろう改メ二代目桂南天

開演早々。この公演の主催である上七軒匠会のかたがご挨拶。
その後、上七軒の芸舞妓のみなさんのよる舞踊で会の幕が開きました。何か華やかなものがあるかと思っていましが、南天さん襲名に華やかな彩りが加わりました。
他会場の襲名披露公演と違い、チケット料金が高めだったのは、会場の借り賃だけじゃなかったのですね。よごさんした(微笑)
上七軒の芸舞妓さん@南天襲名

芸舞妓さんの後は、落語のスタート。
トップバッターは佐ん吉さん、若手ながらきっちりして話しぶり。愉しめました。

二番手は吉弥さん。何の噺をされるかと思ったら『時うどん』。
外は結構暑かったので、饂飩の噺は…と思いましたが、流石会場をよく沸かせてました。
因みに吉弥さんの『時うどん』は東京の「時そば」ふうの展開。その型を上方に移入された師匠の吉朝さん直伝なんでしょう。

三番手は米團治さん。歌舞練場のような華やかな会場によく合うかたです。
噺のほうは『七段目』。十八番ですね。

中トリはざこばさん。
ざこばさんの噺は久しぶりに聴きますが、マクラの「実録ドキュメント」は孫さんとのエピソードが加わっていました。
噺のほうは『月並み丁稚』。

仲入りは20分。
トイレが狭いので、長めに休憩が取られました。

仲入り明けて、襲名披露口上。

この並びで出演者が勢揃いしました。

吉弥(司会)、米團治、南光、こごろう改メ南天、ざこば、雀三郎

米朝一門の口上は毎回、息と間がばっちりで「チームワーク」の凄さを感じさせられます(笑)

先代の南天さんについて、ざこばさんと米團治さんがエピソードを語られました。
身よりのなかった先代南天さんの晩年は、私淑していた米朝さんが面倒をみてられたようで。
因みに先代南天さんの師匠は先代南光さんで、前述の縁もあり、「南光」「南天」の名が米朝一門に継がれることになったようです。

またこの口上の後ろに掲げられていた祝い幕についての紹介が。
南天さんがOBの大阪芸術大学の校友によるデザインなようで。
米朝の米(稲穂)、大師匠枝雀の雀、師匠南光の光(太陽)。そして南天で構成。
祝い幕


口上の後は、新・南天さんの師匠である南光さん。
南天さんの入門時のエピソードを交えて話されていました。
因みに南光さんが「桂べかこ」から今の名前を襲名されたのは19年前。
そのときの襲名披露公演を当時のサンケイホールに観にいきました。
あれから19年も経つとは。
噺のほうは『鹿政談』でした。

最後に新・南天さんの登場。
マクラの途中で「名びら(出演者の名前が書かれたビラ)」が落ちるハプニング。
画鋲の押しが弱かったのかな。
襲名披露に何とゲンの・・・いやいや、このエピソードは他の会で話されることでしょう(笑)
噺のほは『青菜』。鉄板ネタで。ガンガン会場を沸かせてました。

この日の上七軒の会場は雰囲気がよく観客のマナーもよかったです。
携帯電話がなることなかったです。

3時間を超える会でしたが、最後まで愉しめました。

南天さんの今後の活躍、期待しております。

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リンク:
桂こごろう改メ二代目南天襲名披露公演 日程表@米朝事務所