みのさんが4月5〜8日に、東京日比谷の日生劇場で行われたOSK日本歌劇団の創立90周年記念公演「レビュー〜春のおどり〜桜咲く国」を観賞され、そのレポートを送って下さいました。
OSK創立90周年公演「春のおどり」@東京・日生劇場Poster
OSKは近鉄グループの支援打ち切り以降、熱心な存続活動を経て、再出発し10年。

昨春創立90周年を迎え、4月の大阪松竹座から記念公演をスタート。7月に京都南座、そして東京・日生劇場での公演が記念公演のオーラス。

200席の大阪弁天町「世界館」で再出発したOSKが1000席を超える日生劇場で記念公演。
長く応援されたファンのみなさんにとって、感慨深いものがあったのではないかと思います。

演目は以下の通り。
第一部「桜絵草紙」
第二部「Catch a Chance Chance a Dream」

かつては「ダンスのOSK」と謂われたそうですが、その伝統は受け継がれてて、日生劇場の観客は体感したのではないかと思います。

以下、レポートです。
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OSKの公演「春のおどり@日生劇場」、5日の初日は些か…かたかったですが、とても良い内容でした。
…初日の出だし…あの不動のトップ、桜花昇ぼるさんが緊張してるのがわかってしまった!かも!?…え?声が震えてる?みたい?かも?うそ?
びっくりした!

東京での、大きな劇場での、OSKの単独公演。
「ああ。お客さん沢山はいるかしら…?」
そわそわどきどき。

満員御礼とまではいかなかったけど、金曜日18時の公演で八割以上の入り。
「歌舞伎ファンで松竹の公演だったんでナニゲにチケ買って来たけど正直期待してなかった」
という感じの、近くの席の「社長夫人」さんが、「…すごい…感動しました」と息を呑む出来でした。

日舞レビューは、「ラップ」とか斬新過ぎるのは無かったのですが(いやOSKのラップ好きなんです)…「民謡メドレー」から「東京ブギ」のハジケっぷりは「笠置シヅ子への最大級の敬意」もあふれていて元気よく、ハネまくりが軽快で最高でした。
あれは今後も東京での公演では是非に!な演目ですね。「東京ブギ」の楽曲は、何しろそのカッコ良さといったら、ソリャアないですもん!だいいち。
日本の「ブギの女王」、そして日本史上最高の「ラップ・スター!」笠置シヅ子はOSK出身なんですから(あれだけの元気のいいリズム感はイマドキの若造だって困難に決まってますから(笑))

あぁ…こういう得難い財産を継承する劇団があって、本当に良かった!

「三面鏡の舞」とか、「これぞOSK日舞!」な技術の高さ全開な演目も再演、それは知らない関東モノは、驚いても不思議はないですハイ…ありゃびっくりしますょ…
未体験の芝居好き観劇好きの関東人を驚かせるダンスの技量…同道した職場の同僚もダンスのキレに瞠目していました。
ありえねーょ…あのシャープさ…

そして6日、父母を連れていくつもりが土壇場「母体調不良リタイア→義理の伯母さんの代打」のバタバタになったのですが、その、何も予備知識の無い関東モノの義理の伯母さんもビックリ〜「まぁダンス…凄い…」
父は
「一度は存続危機と聞いていたが、その危機を乗り越えた凄味を感じた。あのトッブの方の人達はそれこそ劇団存続に全てをかけた人達だろう。宝塚の上品なのも良いが、OSKのダンスの凄味は素晴らしい。お芝居はないのに、ダンスだけで一瞬も飽きさせない…」
「いや、これはお前が応援したくなるのもわかるなぁ。宝塚とはまた違う、男役レビューの素晴らしさだ」
ああ、わかってくれて有難う、父よ。「チェリーガールズ」の五人は、その激しいダンスの場面の後、すぐに着替えて次のシーンのラインダンスに合流するんですょ。どんな体力だょ…

トッブの桜花昇ぼるさんは、本当に素敵…父は「このトッブの人は素顔でもさぞかし美しい女性であろう」などと、悩殺されておりました。鼻の下のばしてどーするんじゃい80代、とか思います(笑)
二番手の高世麻央さんは「憂愁の貴公子」、もぉっ!オイシい色男をキメまくっておりました。日舞の、美しい女性を恋慕う貧乏書生役などハマりすぎ。
んで。やはり。
…皆さん、ド長身の男役、桐生麻耶さんには驚いてました(笑)。
関東モノ、見たこともない大柄な美丈夫に仰天です。
「なんと大柄で豪快な男役か!」
「本当に男の人より全然かっこいい」
「…舞台化粧しなくても男の人みたいに見えそう…」
「ああいうのは宝塚の男役には居ないなあ」
「あの人、普通に普段でも男の人で通りそう…」
で。
やっぱり「あの人、本当に女の人…?」な声がそこここでもれる帰り道(苦笑)。
いや本当に女の人ですからっ!近くで拝見すればしっかり優しげな女の人ですからっ!

土曜昼の公演。
殆ど満員御礼でした。
…こんな荒天でさえなければ、満員札止めだったとも…ウヌゥ。
いや!これから満席札止めに、なって欲しいっ!
みの@あの弁天町の満席200人の世界館でそれでもまだ残席ありだった桐生さんメインの公演を最初に見た身としてはブルブル震えるものがありました拝
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以上、レポートでした。

なお、OSKは今月19日から29日には大阪松竹座にて「創立91年目」の「春のおどり」があります。

リンク:
OSK日本歌劇団オフィシャルサイト
観劇予報:OSK 『レビュー 春のおどり〜桜咲く国』スターインタビュー
日生劇場