1月12日土曜日は、東京・丸の内ピカデリー(有楽町マリオン)でのシネマ歌舞伎「中村勘三郎追悼上映」へ。
中村勘三郎さんシネマ歌舞伎「中村勘三郎追悼上映」
昨年12月に亡くなった中村勘三郎さんがこれまで出演された歌舞伎公演で「シネマ歌舞伎」化されたものを、1月11日から東京、大阪、信州松本の3都市で1週間限定で上映されることになりました。

東京では有楽町マリオンの「丸の内ピカデリー」での上映でした。

上映された4作品のうち、『野田版・鼠小僧』と『法界坊』を観ました。
予約した席は丸の内ピカデリーの2階席。
2階席のある映画館に来たのは久しぶり。

最近はシネコン化して、中小規模のスクリーンは増えたけど、1000人くらい入る大規模のスクリーンは少ない。有楽町マリオン(丸の内ピカデリー、日劇)や梅田のナビオ(TOHOシネマズ)くらいでは。

『野田版・鼠小僧』は野田秀樹さんの作・演出。
野田版鼠小僧


スピーディなテンポの作品でした。
演者さん発する台詞も明瞭で、歌舞伎を観たことない人が初めて観るとすれば、この作品はええんじゃないかと思いました。
勘三郎さんをはじめ、助演の役者さんたちがコミカルな役柄を好演してました。
笑いが多い作品でしたが、最後はほろり。十分愉しめました。

『野田版・鼠小僧』が終わって、外出した後、”三幕目”となる『法界坊』を。

法界坊


噺は古典なんですが、串田和美さんの演出が入って、かなり笑いの多い噺でした。
噺が進むにすれ過激さを増す主人公を演じる勘三郎さんがとても楽しそうに演じてて、アドリブも全開でした。

シネマ歌舞伎について、通常の歌舞伎公演と違うのは、席の後ろのほうでも演者の表情もよくわかること。
通常の歌舞伎だと3階席で観るので、オペラグラスが必携な訳ですが。

それと音響が違和感なかったです。

カメラワークも抜群で非常に計算されているのだと思いました。

「追悼上映」は一週間限定でしたが、観賞した両作品は傑作だったので、近々どこかの映画館でも上映されることでしょう。




参考リンク:
シネマ歌舞伎「中村勘三郎 追悼上映」@歌舞伎美人(びと)
勘三郎&山田洋次「シネマ歌舞伎」展を祝福 - 歌舞伎ファン・内田有紀も応援@マイナビニュース(2008年9月の記事)
シネマ歌舞伎「野田版 研辰の討たれ」 中村勘三郎インタビュー(2008年1月の記事)
勘三郎 平成中村座『法界坊』への思い@歌舞伎美人(びと)(2008年10月の記事)

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