6月8日土曜日の夜は、天満天神繁昌亭での笑福亭松喬一門会へ。
三枚看板第15回笑福亭松喬一門会@天満天神繁昌亭
6月8、9日の両日開かれる同会の初日興行を観賞。
天満天神繁昌亭

もともと観賞予定になくて、当日券で入場。
一階席後ろの補助席(パイプ椅子)にて。

演目は。
番組

つる』笑福亭喬介
『借金取撃退法』笑福亭風喬
八五郎坊主』笑福亭喬楽
『お楽しみ:犬の目』笑福亭松喬
(仲入り)
怪談猫魔寺』(三代林家染語樓・作)笑福亭生喬
近江八景』笑福亭三喬

開口は喬介さん。舞台番も彼が担当。
言葉に詰まらないようにしようと懸命になっている姿がよくてね。三喬さんがプログラムで彼のこと触れてましたが、この日はきっちりヒット打ったと思います(微笑)

二番手は風喬さん。
『借金取撃退法』って創作落語かと思ったら、古典『掛け取り』のこと。
借金を踏み倒す噺なんだけど、噺の中で、ある借金取りとは、途中で立場が逆転。風喬さん語りっぷりがよく、痛快。所々で大阪弁が訛ったけど、それはご愛敬(ひいき目含む)。次に期待しよう。

三番手は喬楽さんで『八五郎坊主』をそつなく。
額に汗しての熱演だったが、この噺は、春の噺なので、高座で苦笑されてました。

中トリは松喬さん。
当初の出番ではトリだったが、体力がないということで中トリに。

耳の聞こえが悪くなっているので、長い噺を避け、一門で入門して最初に教える噺と『犬の目』。
実際、松喬さんしんどそうでしたが、高座のほうは以前の師と藝風と違って「軽妙」。体力がないので、声のハリはないけれども、力が抜けてて、間(ま)で会場を沸かせてました。
流石の一席でした。

いつまでも松喬さんの口演を聴きたい。

仲入り15分休憩明けて、生喬さん登場。
マクラでは「はなしか宝塚ファン倶楽部」公演のエピソード。
ヅカファンの噺家が集まっての本物を模してのレビュー大会。
先日別の落語会で林家花丸さんも触れてましたが、盛況だったようで、観たかったな。

噺は三代林家染語樓さん作の『怪談猫魔寺』。稽古は孫の林家市楼さんにつけてもらったという。
噺家で三代続くは、この大阪の鹿田家と東京の海老名家(九代目正蔵さんとこ)。どちらも「林家」ですが。
夏の怪談噺。シュール。怖がらせた後、すかされてしまう(笑)
蒸し暑いときに聴きたい。

トリは三喬さんで『近江八景』。
「近江八景」とは以下の

「三井寺の晩鐘」
「石山の秋月」
「堅田の落雁」
「粟津の晴嵐(せいらん)」
「矢橋の帰帆」
「比良の暮雪」
「唐崎の夜雨」
「瀬田の夕照」

以上、八景のことですが。

マクラで客席に「近江八景が言えますか?」と三喬さんが問うてみたら、客席から「おうみはっけい」と答えたかたが。その瞬間、客席は大うけでした。
昔、米朝さんの口演で聴いたことあるくらい。上方で演じられている人少ないと思いますが、噺のところどころに三喬さんらしいクスグリが入るなど、判りやすく再構成されてました。
ところでこの噺は『三枚起請』と同様に、遊女の狡さとそれに現(うつつ)を抜かす男を描いているのだけども、「AKB48総選挙」があったこの日にこの噺をかけたのは三喬さん狙ったのかどうかはわかりません(笑)

昔も今も、女にうつつを抜かす男は、ようけおるってことで。

8時半ごろ終演。

松喬一門会


リンク:笑福亭松喬 Official Home Page

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