6月17日月曜日は天満天神繁昌亭での「落語・絶滅危惧種」へ。
20130617繁昌亭夜席20130617繁昌亭番組落語・絶滅危惧種@天満天神繁昌亭
元々、観賞予定になく、当日券で入場。
上方落語協会主催公演なので、JAF会員割引が効き、入場料2000円。

全席自由。
珍しい噺を聴きたいと来ている落語ファンばかりだった会場(笑)

演目は。
落語・絶滅危惧種 番組

『忍(蘭)法医者』露の眞(まこと)
『明石名物』林家染雀(そめじゃく)
『たばこ道成寺』桂枝三郎(えださぶろう)
(仲入り)
『墓供養』笑福亭三喬
『さんま芝居』桂九雀

開口は露の眞さん。ボーイッシュだが、女流の噺家。
マクラのときはメガネをかけ、噺に入るとメガネを外した。
メガネを外したほうが女性ぽい。…メガネは男性に見せやすくするための道具か(笑)
噺は『忍(蘭)法医者』。
患者である男性の腹の中に虫を捕るため、医者が動物を腹の中に入れて治療する…内容。
その課程がおもろい(そのおもろさは眞さんの口演で)。
絶滅危惧種だそうだが、繁昌亭昼席でもいけるんじゃないの。

二人目は、染雀さん。「西の旅」ねたから『明石名物』。
若手が師匠に稽古つけてもらうのが上方落語では旅ネタ。
大阪から伊勢を目指す「東の旅」と逆に西から大阪目指して帰ってくる「西の旅」がある。
実際は染丸さんから稽古つけてもらった通り口演されたと思う。
聞いてみての感想ですが、この噺って、おもろないから誰もやらないというより、若手がタテ弁をマスターする為にあるんではないのですか?

中トリは枝三郎さんで、師の口演を聴くのは2回目。
繁昌亭朝席ではほぼレギュラーでやってはるのに。いっぺん行かなと思ってるんですが>朝から落語会。
噺は『たばこ道成寺』。安珍清姫の「道成寺」のパロディとなっているのですが、枝三郎さん曰く「今の人は『道成寺』を知らない」と。マクラで安珍清姫伝説について触れておられました。

まあ、本の読むとかでなくても、世間話とかで覚えないかな。

私は「まんが日本昔ばなし」で知りました。
アニメや漫画で歴史や伝説を知った人多いんじゃないでしょうか(笑)



仲入り休憩明けて、三喬さん登場。
『墓供養』に入る前に「墓供養」についての説明に入られました。
「墓供養」て墓が完成したときの「開眼供養」のようだ。
噺は供養の参列客と受付とのやりとりが主。なにが絶滅危惧なのかと思ったら、最後に出てきた参列者が吃音(きつおん)だったこと。ドモリ具合が秀逸だった。きっちり観察して描いているのだろう。
まあ、放送では、しずらい噺(=絶滅危惧種)なんだろうな。

トリの九雀さんは芝居噺で『さんま芝居』。
東京ではCD化された口演(以下リンク参照)があるようだが、瀬戸内や大阪湾では秋刀魚が挙がるのは珍しいので、元々上方では、秋刀魚を扱った噺はないんじゃないかと思う。
現代は水産技術と流通搬送技術の発達により、大阪でも生秋刀魚の塩焼きが食べられたりしますが。
ありがたいこと。

噺は歌舞伎『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』のパロディもの。先月、南座で市川海老蔵丈が十役早替わりを演じたあの噺ですが。

芝居噺は楽しい。
九雀さんのレパートリーに入っていくんじゃないだろうかと思う。

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